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「女性ホルモン」減少で変化した肌をコスメで応援!(前編)

髙瀬聡子さん

髙瀬聡子さん

1969年生まれ。皮膚科医。「ウォブクリニック中目黒」総院長。東京慈恵会医科大学卒業。美の指南役として女性誌、TVなどに登場。豊富な経験に基づくわかりやすい解説が評判。著書に『いちばんわかるスキンケアの教科書』(講談社)

OurAge世代の年齢になると、これまで感じたことのないたるみ、深いシワ、くすみが現れるようになり、その急激な変化に驚く人も多いはず。その原因は、45歳頃から始まる女性ホルモン分泌量の激減。でも案ずることなかれ! 女性ホルモンをバックアップするスキンケアを朝晩使えば、女性らしくしっとりもちもちとした、透明感あふれるハリ肌をいつまでも保つことが可能なのです。

 

 

女性ホルモンの激減で

油分、水分が失われ、

ハリのないスカスカ肌に

 

45~55歳ぐらいの更年期に激減する、女性ホルモン。この時期、肌のエイジングをひしひしと感じるものですが、何が起こっているのでしょう。

 

 

「女性ホルモンにはプロゲステロンとエストロゲンがあり、プロゲステロンは肌の外側に皮脂膜を張って、バリア機能を保つ役割を、エストロゲンは肌内部のNMF(天然保湿因子)やヒアルロン酸、弾力線維コラーゲン、エラスチンの産生にかかわり、潤いとハリを保つ役割を担っています。その両方の分泌量が急激に減少してしまうので、肌はカサつき、ハリを失って、シワ、たるみが目立つようになるのです」

と髙瀬聡子先生。

そのほかにも新陳代謝が悪くなり、くすみ、ゴワつきが顕著になったり、免疫力が低下することで肌トラブルが起こりやすくなったりします。

 

女性ホルモンの分泌量を示したグラフ。30代をピークに、40代半ばから50代半ばにかけて急降下します。資料協力/ポーラ

 

 

 

次のページで女性ホルモン減少による肌変化への対策をご紹介。

女性ホルモン減少によりおこる肌変化についてまとめてみました。

 

女性ホルモン減少による肌変化

①内側からの潤いが目減りし、乾燥が進む
②真皮の弾力線維がスカスカになり、たるみや刻みジワが深刻に
③血流が悪くなり、新陳代謝がダウン。くすみ、ゴワつきが顕著に
④免疫力が低下し、ストレスや体調により肌トラブルが起こりやすくなる

 

 

「もちもち感やふっくらとした柔らかさが目減りし、相対的に男性ホルモンが増えて鼻の下の産毛が濃くなったり、きめが粗くなったりすることも。でも女性ホルモンの激減は、個人差はあるものの誰にでも起こる現象。嘆く必要はないのです」

 

大事なのは、女性ホルモンの激減を補うスキンケアを、意識的に行うことだと髙瀬先生。

 

「プロゲステロンの代わりに油分を補給し、バリア機能をしっかりと保つこと。また、エストロゲンの代わりに水分補給をたっぷり行い、水分保持能をアップさせます。同時に、肌細胞そのものの活性を高め、NMFやヒアルロン酸、コラーゲンやエラスチンを生み出しやすくしましょう」。

 

近頃では、女性ホルモンの減少をサポートするスキンケアが飛躍的に進歩しているので、これを利用しない手はありません。

 

 

後編で、女性ホルモンをバックアップしてくれるスキンケアについて概要をご説明します。

 

 

 

撮影/河野 望 スタイリスト/高橋尚美 取材・原文/小田ユイコ

 

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第2回/「女性ホルモン」減少で変化した肌をコスメで応援!(後編)

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