薬やサプリでホルモンUP を図る前にすべきことは?/Dr.根来の体内向上プロジェクト

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根来秀行教授

1967年生まれ。ハーバード大学医学部内科客員教授、パリ大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、世界を股に掛け活躍する気鋭の医学博士。

 

いし すぐに疲れてゴロゴロしがちなぐうたらライターいしまるこです。
ハーバード大学医学部教授・根来秀行ドクターに、ホルモン年齢若返りの秘策をレクチャーしていただいて、脱ぐうたらをめざしますよ。

 

 

根来 ホルモンは私たちのあらゆる生命維持活動を支援してくれるライフラインですからね。抗加齢医学の中でもホルモンの研究は主役級です。

 

 

いし MyAge/OurAge世代ですと、やはり女性ホルモンであるエストロゲンの減少が気になりますねぇ。最近、いしまるこののらくらに拍車がかかっているのも、もしや女性ホルモンの経年変化が原因?

 

 

根来 可能性はありますね。エストロゲンの分泌は、40代、50代になると、ガクッと減りますし。

 

 

いし ガクッとね……(遠い目)。

 

 

根来 閉経すると、男性ホルモンのテストステロンが優位になり始め、声が低くなったり、性格が攻撃的になったり、肌の潤いが失われ、ひげが生えてくる人もいます。

 

 

いし ひげ……(ますます遠い目)。

 

 

根来 また、骨粗しょう症や動脈硬化のリスクも高まりますね。

 

 

いし うひぃ〜。なんとしてもエストロゲンを増やさなくては。
今日から大豆を主食にしますっ!

 

 

根来 どうどう、いしまるこさん、落ち着いて。気持ちが焦れば焦るほど、
ストレスがたまってホルモン分泌によくありませんよ。
確かに大豆は、エストロゲンと似た働きをするイソフラボンを豊富に含む優秀食材です。だからといって大豆ばかりを食べると、他の多くの栄養素がとれず逆効果です。

 

 

いし じゃあ、HRT(ホルモン補充療法)で補うのは?

 

 

根来 否定はしませんが、特にすすめもしないですね。

 

 

いし どうしてですか?

 

 

根来 ホルモンは単体で働いているわけではなくて、あるホルモンが他のホルモンに影響を与え、そのホルモンはまた別のホルモンに影響を与えるといった具合に、複合的に機能しているんです。

 

ですから、あるホルモンを増強したいからといって、薬やサプリメントで補充してもホルモン全体のバランスを崩してしまうリスクも大いにあるわけです。アメリカではHRT投与による乳がん患者の増加が報告されています。

 

 

いし HRTを止めた後、すっかり老け込んだという声も聞くんですけど。

 

 

根来 実際、常用すると少なからずリバウンドがあるという報告はあります。体が「エストロゲンは潤沢にあるんだ」と解釈して、本来の分泌がなくなってしまうのです。これは他のホルモンにも言えることで、薬やサプリを使用する時は、ホルモン全体の流れを見てくれる医師のもとで、期間限定で慎重に投与したほうがいいですね。

Dr.negoro_イラスト

根来 ただそれ以前に、ホルモンバランスを乱すような暮らしをしていないか、生活習慣を見直すことが肝心。

その上で、ホルモン力を底上げし、かつ最大限に引き出す生活術を身につければ、不要な老化を防ぎ、実年齢より若々しく健康でいられますよ。

 

 

いし ぐうたら生活返上します!

 

 

 

 

 

 根来 それでは皆さん、今日も素敵な1日を!

Dr.negoro 

 

 

取材・文/石丸久美子 撮影/角守裕二 イラスト/浅生ハルミン

 

 

 

第10回
薬やサプリでホルモンUP を図る前にすべきことは?/Dr.根来の体内向上プロジェクト

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