美腸ケア４
あなたの腸はどのタイプ？
タイプに合った＂腸活＂で腸若返り！
便が詰まった腸から、垂れ下がった腸、ねじれた腸まで、腸の形や状態は人によっていろいろ。そこで、まず自分の腸のタイプをチェック！ タイプに合った＂腸活＂をすれば、効率よく腸若返りができます！
ここでは２回に分けて、５つの腸のタイプをご紹介します。それぞれ自分が当てはまると思う項目をチェックしてみてください。
今回は、「正常腸」と「詰まり腸」についてです。
自分の腸タイプを見極めて、
効率よく＂腸活＂を！
便秘だから、腸にいいとされることをあれこれやってみるものの、なかなか改善しない…という人、多いのでは？ それもそのはず、「腸の形や状態は人によって違い、効果的な方法も違います」と後藤利夫先生。
「大腸の長さや形は、人によって違います。そのうえ普段の生活習慣によっても腸の状態は変わるので、便秘といっても原因はさまざまです。
特にOurAge世代になると、加齢による筋力低下に伴って腸の動きも悪くなった“なまけ腸”の人が多数。それが慢性化し、腸の筋肉が薄くなってひだが伸び、垂れ下がってしまった“ペラ垂れ腸”の人もいます。さらに下垂した腸がループしてしまうと“ねじれ腸”になり、なかなか治らない頑固な便秘になります。
このように腸の状態は人それぞれで、改善法もタイプによって異なります。効率よく腸を若返らせるには、タイプに合った“腸活”をしましょう」
以下のチェックテストで最も多くあてはまるのがあなたの腸タイプ。最適な腸活で、美腸を目指して！
Let’s check your type
自分の腸タイプをチェック！
善玉菌が多く、動きも活発な健康な腸です
あなたは、腸のぜん動運動を促す食物繊維の多い食品や、善玉菌を増やす発酵食品をしっかりとっているため、腸内環境が良好です。運動習慣もあるので腸の動きも活発で、健康な腸と言えます。体の不調も少ないのでは？ 今の生活を続けて健康な腸をキープしましょう。
●改善POINT●
無理なダイエットは避けて、
現状の維持を
現在あなたの腸は健康なので特に問題はありません。ただ、腸の状態は加齢とともに悪くなりがちなので、便の量を減らすような無理なダイエットは避け、現在の食事や運動習慣の継続を。
悪玉菌が増えて、腸内の腐敗が進行中！
悪玉菌の大好物である肉や脂肪を多くとっていて、逆に、善玉菌のエサになる食物繊維はあまりとっていないあなたは、腸内に悪玉菌が増えて腐敗が進み、便秘がちな“詰まり腸＂になっています。便やおならが臭いのはそのせいです。運動不足も腸内環境の悪化の要因です。
●改善POINT●
食物繊維や発酵食品で
善玉菌を増やして
肉や脂肪分は控えめにし、食物繊維の多い野菜や海藻、豆類を積極的にとって善玉菌を増やしましょう。発酵食品から乳酸菌を補給するのも◎。運動習慣もつけて腸の動きの活性化を。
次回は、「なまけ腸」「ぺら垂れ腸」「ねじれ腸」の３つのタイプについてご紹介します。
撮影／吉川綾子 イラスト／かくたりかこ 構成・原文／和田美穂
