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朝が弱い人はリンパ洗顔を!/Dr.根来の体内向上プロジェクト

根来秀行教授

根来秀行教授

1967年生まれ。ハーバード大学医学部内科客員教授、パリ大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、世界を股に掛け活躍する気鋭の医学博士。

 

いし こんにちは。ぐうたらライターのいしまるこです。

新緑の美しい季節ですが、自律神経の調子はいまひとつ……。というアワエイジ読者の声も少なからず届いておりますよ。
そこで、自律神経の不調によるさまざまな症状にあわせて、根来教授に処方箋を出していただくことに致しました!

 

 

根来 みなさん、お元気ですか? 根来秀行です。自律神経を整えるには生活習慣の見直しが必須です。生活の中で簡単にできる自律神経ケアを提案させていただきます。

 

Dr.negoro_photo

 

 

いし さて、最初のお悩みは東京葛飾区にお住まいのY子さん。
「朝、しゃっきりしなくて、午前中がぐすぐずです」ということですが…。
わかるなあ〜。いしまるこも朝はなかなかエンジンがかからないクチですよ。では根来教授、処方箋をお願いします!

 

 

根来 処方箋は

〝リンパ洗顔でスイッチング〟

です。

 

 

いし リンパ洗顔?

 

 

根来 確かに、朝方は自律神経のバランスが崩れやすいのですが、ていねいに洗顔するだけでも、副交感神経から交感神経の切り替えがスムーズになります。

 

 

いし ヘェー。

 

 

 

 

 

具体的な方法は次のページへ!

根来 顔を洗うついでにリンパマッサージをするんです。
最初にリンパ節のある耳の下、顎の下をもみほぐします。
次に、額、目のまわり、頬のリンパを、耳の下に向かって流します。
最後にフェイスラインをなぞるようにあごの下から耳の下、さらに鎖骨までなで下ろしリンパを流します。リンパを流すときは、軽く圧をかけながら指をすべらすようにして行ってください。

 

 

Dr.negoro_ill

番号の順番に、リンパの流れに沿ってマッサージ。
リンパの流れに乗せて老廃物を押し出すイメージで

 

 

いし 化粧水やクリームをつけるときにリンパを流すことはあるけど、洗顔のときにはとくに意識してなかったなあ。

 

 

根来 特に、リズミカルにリンパ洗顔をすることで脳に近い位置の神経が刺激され、セロトニンをはじめ昼間に働いてほしい脳内ホルモンの分泌が活発になり、それが結果的に夜の安眠につながります。何度も言うように、よい眠りはアンチエイジングの基本です。

 

 

いし なるほど、洗顔ひとつもおろそかにできないですね。
最後に、朝、しゃきっとしない人におすすめのアロマを教えてください。

 

 

根来 覚醒作用があるグレープフルーツやペパーミントなどはいいですね。
朝、これらの精油をお風呂場の床に数滴垂らして、熱めのシャワーを浴びると、交感神経にスイッチが入りスッキリ目が覚めますよ。ただし、ペパーミントの精油は妊娠中には控えたほうがいいでしょう。

 

 

いし アロマセラピーは、持病のある人や妊娠中の人はまずかかりつけ医に相談したほうがいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 根来 それではみなさん、今日も素敵な1日を!

Dr.negoro_photo

 

 

取材・文/石丸久美子 撮影/森山竜男 イラスト/浅生ハルミン

 

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