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インプラントは怖くない!/前編

新谷 悟

新谷 悟

1961年生まれ。歯学博士。東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニック院長。昭和大学歯学部主任教授、口腔がんセンター長など、口腔がんとインプラント外科の専門医として、数々の大学で臨床教授として、指導的立場を歴任。最先端機器と熟練した技術で、口腔外科治療に情熱を傾ける

 

東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニック
東京都中央区銀座1-8-14
銀座大新ビル5F
☎03-3538-8148
www.ginza-somfs.com/

インプラント治療が一般化する一方で、トラブルも多く、「怖い」という声も。失敗しないインプラント治療とは? 押さえておきたいポイントとは?

 

 

 

骨の内部の構造まで
把握するのが不可欠

 

「インプラントは適切に行えば、しっかり嚙めて、一生使えるすばらしい治療法です。しかし不適切に行われた場合は、最悪なものになってしまいます。トラブルが起きたとき、自分でリカバリーができない医師は手術をするべきではありません。しかし実際には経験不足の医師が少なくないのが現状です」(新谷悟先生)

 

インプラント治療とは、失われた歯の部分に、人工歯根を埋め込んで、それを土台に人工歯を取りつける方法。
「この人工歯根(インプラント体)をいかに正しい位置、角度、深さに埋め込むかがこの治療の命。しかしながら、この手術を“勘”だけで行う医師が多く、これが多くのトラブルを生む原因です」

 

大学病院で豊富な臨床経験を持ち、技術を教えてきた大ベテランの新谷先生であっても、絶対に勘だけで手術を行わないのだといいます。

 

「私が正確な手術のために、用いている方法が3つあります。欠かせないのは、CT撮影。骨の内部の構造まで、立体的に把握する必要があるため、このCTスキャンは必要不可欠。これを行わずに手術する医師は避けるべきです。手術を決断する前に、確認すること!

そして、CTデータをシミュレーションソフトに取り込み、骨の形や硬さ、神経の位置などを確認しながら、事前にバーチャル手術を行います。これで術中の危険を回避し、安全性を高めます」

デンタルIQ 人口歯根

失った歯を人工歯根で再生させる外科療法

インプラントは人工歯根をあごの骨に埋め込み、そこに人工歯を装着する治療です。重要なのは人工歯根を正しく挿入する技術。それをサポートする3Dテクノロジーとは?

 

 

 

 

次回はインプラントの手術にかかせない「サージカルガイド」などについてご紹介します。

 

 

 

 

撮影/中川十内 構成・原文/山村浩子

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