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驚愕のダブルパワー「味噌レモン」で、からだがしっかり温まる美味メニューをぜひ!

杉本佳子

杉本佳子

杉本佳子
ファッションジャーナリスト兼美容食研究家
1988年よりニューヨーク在住。1989年よりファッションジャーナリストとしてファッション、ファッションビジネス、小売りビジネスについて執筆。2013年より美容食研究家としても活動し始め、ブログ「YOSHIKOlicious Beauty」とインスタグラムを通じて、美肌効果の高い食材をなるべく使い、美味しくて見た目がお洒落な料理紹介している。見た目がきれいだと気分が上がり、食べて美味しいので嬉しくなり、美容と健康にいいのでさらにハッピーになる「3回ハッピーになる料理」がモットー。ファーマーズマーケットなどで買う生命力のあるオーガニックの食材をなるべく使う。食材の意外な組み合わせでも定評がある。

連載「負けない、メゲない。60代「NYでパートナー探し」の道」の関連トピックに特化した発信をThreadsでやっています。興味をもっていただける方は、是非フォローしてくださいね!

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極寒のNYで思わず手が出る「温め食材」味噌。そこに試しに加えたレモンが効く!

 

2月も寒い日が続きますね。2月のNYは気温がマイナスの日も多いのですが、ニューヨーカーはめげずにスケートに出かけたりして楽しみを見つけています。

 

 NYのスケート場といえばロックフェラー・センターが有名ですが、ブライアント・パークのスケート・リンクも人気。最近通りかかったら、こんなカラフルな氷上バンパーカーも登場していました!

 

こんな寒いNYなので、毎日の食卓にも、からだが温まるものがほしくなります。私の場合、特によく手が出る「温め食材」は味噌です。発酵調味料の代表株である「味噌」は、代謝を良くして体温を上げる、と言われています。特に冷え込む朝などに、熱い味噌汁はお腹からからだを温めてくれる頼りになるメニュー。

 

朝ごはん以外でも味噌が食べたくなると、味噌煮込み、味噌炒めなど、和食が多くなりがちですが、先日、鶏むね肉の味噌漬け焼きをつくった時に、ふと、試しにレモン汁も加えてみました。味噌とレモン汁だけで1晩つけた鶏むね肉を焼いたのですが、かつて経験したことがないくらい、しっとりジューシーに仕上がってビックリ! 鶏むね肉のパサパサ感なんて、みじんもありませんでした!

 

味噌に含まれる麹の酵素は栄養素を消化吸収分解し、食べ物を柔らかくする力があります。一方レモンに肉を漬け込むと、お肉の保湿性が高まって、柔らかくジューシーな食感になります。つまり、味噌とレモンの両方を使うことで肉が柔らかくなる効果が倍増するのです! お肉をレモンに漬け込むと、焼いたり揚げたりする調理で発生する老化物質「AGE」が減少するという、さらに嬉しい効果もあるとか。

 

味噌は鉄を多く含みますが、中でも豆味噌は米味噌や麦味噌よりも鉄を多く含むので、私は普段、豆味噌である八丁味噌をなるべく使うようにしています。同時に、はんなりとした味わいを楽しみたいときには「西京味噌」もよく使います。

 

私が常備している八丁味噌と西京味噌。レモンもたいがい冷蔵庫に常備しています

 

鶏むね肉が驚くほどしっとり!&うまみもたっぷり! ぜひ試したい「味噌レモン鶏」

こちらがその鶏むね肉です。むね肉1枚に対し、レモン汁大さじ2と八丁味噌大さじ1を混ぜて漬け込みました。味噌も大さじ2でもいいのですが、そうするとより和風の味になります。タッパーに入れて1晩漬け込み、オリーブオイルを薄くしいたフライパンで、中火と弱火の間くらいの火加減で、じっくり焼いていきました。時間はむね肉の厚さに応じて調整していただきたいのですが、目安としては15分くらい焼いてひっくり返してさらに15分くらいです。中までしっかり火が通ったら出来上がり。

 

疲労回復にいいと言われてメニューに取り入れたい食材の鶏むね肉ですが、いつもパサパサしてしまうと思っていらしたら、是非このやり方を一度お試しくださいね。

 

写真でもしっとり感が伝わると思います。本当に驚愕の柔らかさです

 

ムニエルのソースには、西京味噌レモン!「和洋」の垣根を超えたひと皿はディナーにもおすすめ

サーモンのムニエルは、ソースを添える形で味噌レモンを活用してみました。ここでは西京味噌を使います。
サーモンは塩胡椒して、薄く小麦粉をまぶします。フライパンを温め、バターを入れて溶けたらサーモンを置きます。皮がついていたら、皮側を先に焼いて、ひっくり返して中まで火が通るまで焼きます。生のローズマリーがあったので、2枝一緒に焼きました。サーモンを焼いている間に、西京味噌小さじ2,レモン汁大さじ2,生姜汁小さじ1/2を混ぜてソースをつくります。

お皿にソースを少しのばし、焼けたサーモンを置いて、上からさらにソースをかけ、ローズマリーをのせて出来上がり。味噌が入っているにもかかわらず、どちらかといえば洋風の味になりました。

 

パリパリ焼けたローズマリーの葉っぱを一緒に食べると、さらに美味しさが増します

 

オリーブオイルを加えて、味噌レモンドレッシングもつくってみました。西京味噌小さじ2,レモン汁大さじ1,生姜汁小さじ1/2、オリーブオイル大さじ1を混ぜたものです。塩ゆでして食べやすい大きさに切ったブロッコリー4房、食べやすい大きさに角切りしたアボカド1個、ざくざくと切ったパセリ大さじ2~3を混ぜてから、ドレッシングを加えて全体にあえました。

 

このサラダも、味噌が入っていながらあまり和風という感じがしないので、洋風の肉料理やシーフードの付け合わせにも向くと思います。

 

このドレッシングは、キャベツやニンジンなどの温野菜サラダにあわせても美味しそうです

 

ワインにも合う味噌レモンドレッシングは手軽なおつまみにも応用可能!

 

味噌レモンドレッシングが中途半端に余ったので、ホタテに活用しました。

 

ホタテは塩水で洗って、塩胡椒します。フライパンにオリーブオイルとバターを半々くらいの割合で入れて温め、そこにホタテを入れます。このホタテは小さいので1分くらいたったらひっくり返し、蓋をしてさらに1分くらい火にかけて中まで火を通して。蓋を開けて、味噌レモンドレッシングを加えて全体にからめて出来上がり。お皿に盛った後は、パセリのみじん切りを散らします。

 

味噌が入っていてもワインがあいそう!と思い、白ワインと一緒にいただきました。ソースをスライスしたバゲットにつけて食べたらそれも美味しく、大満足でした!

 

美味しくて簡単でごちそう風にみえる1品です。大きくて新鮮なホタテなら、半生に仕上げても美味しくいただけそう

 

 

 

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