厳選４店
めくるめく「赤身肉」ワールドへ！
味覚が洗練されるほど、人はピュアで本質的なものを求めるようになります。 そのひとつが赤身肉。とろけるような脂のおいしさではなく、肉本来の旨味を求めて、稀少な赤身品種と黒毛和牛の赤身的部位を堪能できる厳選４店へ。
今回は、赤身の味が濃い牛にこだわり、希少部位の「シャトーブリアン」が看板メニューになっているお店をご紹介します。
【SATOブリアン】
（東京・阿佐ヶ谷）
肉マニアが礼賛する
究極の赤身部位
看板メニューは牛一頭から800ｇほどしかとれない赤身の稀少部位「シャトーブリアン」。もともと一頭買いの焼き肉店に勤めていた店主の佐藤明弘さんが「当時からお客さんの反応がハンパなかった」というシャトーブリアンの味を広めたいと2011年に開店。
赤身の味が濃い九州和牛にこだわり、「いろんな味で赤身のおいしさを」と「ブリ飯」や「ヒレスキ」といった創作料理も展開。そのサービス精神が肉マニアに愛される理由。
「おまかせコース」￥6,500～では６～８種類の赤身が堪能できます。上はイチボ、下がカメノコ
「シャトーブリアンの塊焼き」はA５ランク￥10,500（250ｇ。写真は500ｇ）。仕上げの味つけは、ロースターで温めたヒマラヤ岩塩の上に塊肉をのせて。表面はこんがり、ロゼから赤へのグラデーションがみごとです
塊の赤身肉の山は迫力満点！
肉と向き合い続けて14年の店主、佐藤明弘さん
SATOブリアン
シンプルな店内は29席。個室もあり
DATA
東京都杉並区阿佐谷南3-44-2 ☎03-6915-1638
営業時間 17：00～23：00（金・土曜～23：30）（ともにL.O.）
不定休
JR阿佐ヶ谷駅より徒歩５分 要予約
※予約は１カ月先まで。
新しいメニューが増えたりも。近所に２号店「SATOブリアンにごう」もあり
次回からは、味わい深い「熟成肉」が堪能できるレストラン４店をご紹介していきます。
撮影／太田隆生 取材・原文／和田紀子
