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新米の季節に作りたい! 新しょうがの佃煮

山田玲子(やまだ れいこ)

山田玲子(やまだ れいこ)

料理研究家

浜田山・麹町にて料理教室「Salon de R」を主宰。女性の美と健康を考えた、おしゃれなメニューを数多く提案する。

また、「食することは人の輪なり」をモットーに、国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている。

近著に全文英訳付きレシピ本『おにぎりレシピ101』(ポット出版)がある。

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新米の季節に作りたい! 新しょうがの佃煮

 

秋らしい陽気になると「新米の時期が近づいてきたなぁ」という気分になりますね。新米と聞けば、やはりおいしい「ご飯のお供」が欲しいところ。今日は「新しょうがのこぶの佃煮」をご紹介します。

 

新しょうがとは、しょうがの植え付けに使ったひねしょうがの上の部分にできた新しい根の部分です。通常出回るしょうがに比べて辛味がまろやかで、みずみずしさがあります。

 

一般に、新しょうがをよく見かけるのは6月から9月くらいだと思いますが、新しょうがと呼ばれるものには2種類あることをご存じでしょうか?

 

ひとつは秋に根しょうがを収穫した後に、すぐに出荷される色白の物。そしてもうひとつは夏のうちに収穫され、赤い茎の部分が付いているものです。今回は赤い茎が付いている新しょうがを使います。

 

夏の間は新しょうがの甘酢漬けもよく作りますが、これからの時期はぜひこの「新しょうがのこぶの佃煮」を作ってみてください。冷蔵庫に入れておくと日持ちします。

 

山田玲子 新生姜のこぶ佃煮

 

 

新しょうがのこぶの佃煮

 

材料

新しょうが500g しょうゆ120ml  砂糖 70g  みりん50ml

塩昆布   適宜

作り方

①新しょうがは薄く切ってから水とともに火にかけ、二度ゆでこぼす。柔らかくなればOK。

②水気をきった新しょうがを調味料で煮る。汁気がなくなったら昆布を入れて、混ぜ合わせる。

 

 

 

新しょうがの時期も僅かですので、今のうちにたくさん作っておいて、おいしい新米と一緒にたっぷり食べたいですね。

 

しょうがの香りはシネオールとよばれる成分。これには食欲増進、疲労回復や夏バテ解消に役立ち、解毒作用や消炎作用もあると言われています。また、しょうがに含まれるジンゲロールには強い殺菌作用があり、鮨に欠かせないガリはこの殺菌作用を生かしたものです。

 

そして、このジンゲロールは加熱によってショウガオールに変化。ショウガオールには、血行を促進する作用や、体を温めて新陳代謝を活発にする働きがあります。よって、しょうがは加熱調理することでより身体を温める効果が大きくなるとされています。

 

身体を温め効果を求めるのであればしょうが湯や味噌汁など加熱する料理に使うのが良い方法でしょう。

 

 

 

山田玲子公式HP http://www.reiko-cooking.com/

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