低糖質スイーツを手がける実力派シェフたち。5人目にご紹介するのは、東京都板橋区『パティスリー・ラ・ノブティック』の日髙シェフ。
前回ご紹介した北里研究所病院・糖尿病センター長の山田先生に低糖質の理論を学んだそうです。
LA NOBOUTIQUE ラ・ノブティック
日髙宣博さん Nobuhiro Hidaka
「ラ・マーレ・ド・茶屋」、「明治記念館・製菓部」の製菓長を歴任。2010年「パティスリー・ラ・ノブティック」開業。著書に『低糖質スイーツ つくり方のコツ』（誠文堂新光社）ほか多数
（左）フィナンシェ（バニラ・ショコラ・オリーブ）
バターのリッチな風味が生きたしっとり生地。それぞれ個性的な３種の味が楽しめます。
１個当たりの糖質量、バニラ2.5ｇ、ショコラ1.9ｇ、オリーブ2.5ｇ。各２個計６個入り￥1,500
（中央）マドレーヌ
ふわっと柔らかな焼き上がり。レモンピールのほんのりとした爽やかな風味が、上品な味わいを演出しています。ギフトにもおすすめです。
１個当たりの糖質量2.4ｇ。５個入り￥1,400
（右）ふすまサブレ（きなこ・ショコラ）
香ばしいきなこと濃厚なショコラ。刻みアーモンドが軽い歯触りを演出します。
１枚当たりの糖質量、きなこ0.4ｇ、ショコラ0.8ｇ。３箱セット（１箱16～18枚入り）￥2,550。予約販売のみ
フォンダンショコラ
芳醇なカカオの風味を生かして、小麦粉の量は最小限に抑えています。とろけるような口当たりが絶妙です。
１人分（⅛カット当たり）の糖質量2.2ｇ。１台（直径15㎝）￥2,500
低糖質スイーツのおいしさを時間をかけて追求！
「甘いものをあきらめていたという、お客さまがうれしそうな顔をなさるのが、何より励みですね」と語るのはオーナーシェフの日髙宣博さん。ふすま粉やきな粉、低糖質甘味料を使用し、糖質をぐっと抑えたバラエティ豊かな製品をそろえました。
手がけるきっかけとなったのは、低糖質の理論伝授してくれた医師の山田悟さんの「糖質制限中の人がどこに住んでいてもお菓子を楽しめるようになってほしい」との願いに共感してのこと。「ならば、まず作り手が増えなければ」とその後、低糖質スイーツの本も出版しました。「山田先生が提唱する１日10ｇの範囲でどこまでおいしくできるか、各お菓子のクオリティを高めるようさらに挑戦していきたいですね」
DATA
東京都板橋区常盤台2-6-2 池田ビル１F
☎03-5918-9454
http://www.noboutique.net/
撮影／宮濱祐美子
スタイリスト／駒井京子 構成・原文／瀬戸由美子
