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強い骨プロジェクト⑮骨折予防の第一歩は、転ばない体つくり

中村格子さん

中村格子さん

Dr.KAKUKOスポーツクリニック院長。医学博士。スポーツドクター。アスリートから一般患者までの診療にあたる。健康で美しい体をつくるエクササイズ指導にも定評がある

アワエイジ世代に骨折が増える理由を専門医から学び、バランスの良い食事と定期的な運動をする生活習慣が、将来的に骨を丈夫にするということがわかりました。今回は、現在の自分の骨量と筋量の目安となる徐脂肪体重について、お馴染み医学博士の中村格子先生にお話しをお聞きしました。

 

 

強い骨プロジェクト⑮

 

 

まだ大丈夫と思っていない?
油断大敵! 低下する運動神経に要注意

 

転ばない体をつくることが
骨折予防の第一歩

 

「45歳を過ぎた頃から、些細なことで骨折する人が急増します。それは、骨の老化が進んでくることに加え、思いのほか、筋力や運動能力が低下していることが一因です」(中村格子先生)

 

ほんの小さな段差につまずく、階段を踏みはずす、ハイヒールで足首をひねる…など、ちょっと油断した瞬間に転倒するケースが増加します。気持ちは若いままでも、体や運動能力の衰えは進んでいるもの。

「骨折を避けるには、骨を丈夫にすることに加え、転倒しない体をつくることが大切です。よく転ぶ人は10 回に1回は大ケガをするものなのです。それには定期的にエクササイズをして、骨力と筋力の強化、バランス感覚を養うことが必要です。徐脂肪体重は筋量+骨量+臓器の重さなので、これを減らさないこともとても大切です。骨粗しょう症で大腿骨を折ると、生活機能が低下するだけでなく、死亡率が高まるというデータも。そうならないためにも、今から運動習慣を!」

 

 

徐脂肪体重が骨量と筋量の目安

体重から体脂肪量を引いたものが徐脂肪体重で、「筋肉+骨+臓器」の重量に当たります。自分の徐脂肪体重を知っておき、減らさないことが重要。
例:体重55㎏で体脂肪率25%の場合…55×(100-25)÷100=41.25㎏

体重×(100-体脂肪率)÷100=徐脂肪体重

 

次回は、4つのチェックにトライしてご自身の現在のバランス感覚を把握しましょう!

 

 

構成・原文/山村浩子

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