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「眠る力」を取り戻す!⑬/黒川伊保子先生に聞く快眠法

ミーナ

ミーナ

MyAge/OurAge編集

「チーム健活」 メンバー

南の島のビーチで読書、が至福のとき。

よく遊び、よく寝る、のが病気知らずのモト。

ストイックにならずに健康でいる方法を模索中。

身近なウォーキングからスタート?

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「56歳からが脳の絶頂期」という黒川伊保子先生の言葉に勇気をもらったミーナ。「脳のためには質のいい睡眠が欠かせない」とも。よくは眠っているのですが、質には自信なし。せめて、寝る前のPC作業は止めなくては。

 

 

眠ることは体のためだけでなく、脳のためにも大切なこと。

脳科学者の黒川伊保子先生も「脳のためには質のいい睡眠が欠かせない」と語っています。

そんな黒川先生に、毎日実践している快眠法を伺いました。

 

 

脳の進化のためには、寝ている間こそが表の時間

 

「私たちの脳は寝ている間に更新され、

56歳くらいまでしなやかに進化しています。

健やかに眠ることは、明日への進化のために欠かせない行為。

つまり脳のためには、寝ている間こそが表の時間なのです。

そしていよいよ56歳以降になると、脳の本質の回路が太くなり、

余計なことが気にならなくなる出力性能最大の時期に入ります。

この機能をフルに使うためにも、

質のいい睡眠をとることが重要なのです」と言うのは、

脳の研究者として知られる黒川伊保子先生です。

 

黒川先生が日々実践している快眠法は次の通り。

 

●血糖値が乱高下して眠れなくなるので、午後4時以降は甘い物を食べない。

 

●朝の日差しを目撃し、幸福ホルモンのセロトニンを誘発する。

 

●卵を1日3〜5個食べる。理由は、脳内神経伝達を潤滑にする栄養素が満載なので。

 

●昼間は適度な運動をし、夜は筋肉を弛緩させるストレッチなどをする。

 

●夜中にまぶしい光を見ると50代以降はメラトニンが出にくくなるので、トイレの電気は煌々とつけない。

 

●熱がたまらず、かつ適度な保温性・通気性がある寝具を選ぶ。

 

●電子画面の凝視は、眠りのために必要な栄養素(ビタミンB⁶、カルシウム)を使ってしまうので、寝る前にパソコンやスマホの画面を見ない。

 

快眠法 4時以降スイーツ禁止

スイーツを食べるなら「午後4時まで」と心得て。

快眠だけでなく、ダイエットにもいい効果が期待できそう。

 

快眠法 トイレの明かり控える

トイレの電気を煌々とつけないようにする。

「我が家のトイレは、夜間は足元のフットランプだけにしています」

 

 

不眠を年齢のせいにしてあきらめる必要はありません

 

「セロトニンの95%は腸で作られるため、

腸内環境を整えることも大切です。

栄養の吸収や代謝がいい人は、年をとってもよく眠れます。

不眠を年齢のせいにしてあきらめる必要はないのです」

 

 

黒川伊保子先生 プロフィール

黒川伊保子さん Ihoko Kurokawa

profile

1959年生まれ。脳科学者。

’83年、奈良女子大学理学部物理学科卒。

富士通ソーシアルサイエンスラボラトリにて14年間、人工知能(AI)の研究開発に従事。

民間の研究室等を経て、2003年、感性リサーチを設立、代表取締役に就任

 

 

撮影/板野賢治 スタイリスト/安部祐美 イラスト/かくたりかこ

取材・原文/上田恵子

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