HAPPY PLUS
https://ourage.jp/karada_genki/diet/293861/

「14時間ファスティング」は糖質オフをしても内臓脂肪が落ちない人におすすめ/内臓脂肪を落とすルール<10>

内臓脂肪を落としたくて糖質オフの食生活を続けていても、なかなか効果が出ない場合もあります。そのようなときにおすすめの「14時間ファスティング」とは?

 

内臓脂肪を落とす食事ルール

 

14時間ファスティング

14時間ファスティング

糖質オフの効果が出にくい、早く効果を出したい人は、14時間ファスティングがおすすめです。

 

絶食でインスリンが増えないようにして、脂肪を分解する時間を1日14時間確保するメソッドで、やり方は14時間絶食するだけ(水とノンカフェインの飲み物はOK)。残りの10時間で3食を食べます。

 

この14時間ファスティングは「16時間ダイエット」が元になっています。こちらを聞いたことがある人もいるかもしれません。

アメリカのソーク研究所のサッチナンダ・パンダ教授が行った、「ネズミに高カロリー食を与えると太るけれど、摂食時間を8時間に制限して、残りの16時間を絶食させると、高カロリー食をとってもネズミは太らなかった」という実験の報告を基本にしたダイエットです。

 

その後、彼のグループは、ヒトでも研究を行いました。それが、夕食から朝食まで14時間の断食をするというものです。

脂肪を分解する時間を1日14時間とると、カロリー制限をしなくても、ダイエット効果があると実証したのです。

 

今回、監修して下さった横山裕一先生もこのダイエットの実践者です。

 

実験で有意差があったのは「夕食を17時までにとり終わり、14時間空けて朝食は7時にとる」というスケジュールで、先生もその時間でトライしたそうです。ただし一般的にその時間での実践となると、なかなか難しい人も多いと思います。週末などにできる範囲でその時間に近づけて試してみてください。

 

また、10時間で3食が難しいという人は、2食+間食でもOKです。できる人は、何日か続けてやってみると効果が感じられるはずです。

 

 

監修

横山裕一先生 慶應義塾大学保健管理センター教授

横山裕一さん
Hirokazu Yokoyama

1959年生まれ。慶應義塾大学保健管理センター教授。医学博士。当初、アルコール代謝を研究、米国留学中、アルコール脱水素酵素(ADH7)の遺伝子解析に従事。本センター異動後は、飲酒を含めた生活習慣、メタボリックシンドローム、脂肪肝などをテーマに数々の研究成果を報告。著書に『こうして落とす! 女性の内臓脂肪』(PHP 研究所)

 

 

イラスト/かくたりかこ 構成・原文/蓮見則子

 

 

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

PR
<前の記事

<前の記事
第17回/MCTオイル、オメガ3、オメガ9….ダイエット中でも摂るべき油と避け…

次の記事>

次の記事>
第19回/飲み水は1日1.2リットルを目安に/内臓脂肪を落とすルール<11>

この連載の最新記事

家で簡単にできるプチ筋トレで、更年期世代の筋肉量アップ!/内臓脂肪を落とすルール<14>

第22回/家で簡単にできるプチ筋トレで、更年期世代の筋肉量アップ!/内臓脂肪を落とすルール<14>

階段を上る、電車やバスで立つ..余ったエネルギーを脂肪に変えずに消費するためにできること/内臓脂肪を落とすルール<13>

第21回/階段を上る、電車やバスで立つ..余ったエネルギーを脂肪に変えずに消費するためにできること/内臓脂肪を落とすルール<13>

基礎代謝が下がりがちな更年期世代は、筋肉を増やして代謝をアップ/内臓脂肪を落とすルール<12>

第20回/基礎代謝が下がりがちな更年期世代は、筋肉を増やして代謝をアップ/内臓脂肪を落とすルール<12>

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル