HAPPY PLUS
https://ourage.jp/karada_genki/more/265309/

歯周病の具体的な治療方法は?/40~50代の口腔悩みに医師が回答

歯周病を治療するにはどのような方法があるのでしょうか? 歯科医師の若林健史先生がお答えします。

 

歯周病

歯周病は初期には自覚症状がないので、気づかないうちに進行していることも。歯を失わないためにも、早期の管理が重要です。

 

 歯周病の治療は?

 何より重要なのは生活習慣を変えることです

「歯周病で失った歯槽骨は完全には元に戻りません。治療はいかに進行をくい止めるかが鍵。

 

歯周基本治療は歯石や歯垢の除去を徹底的に行うこと。初期ならこれで治ります。必要に応じて嚙み合わせの調整を。

 

何より重要なのは、歯周病になりやすい生活を改善することです。

 

リスク要因である喫煙をやめ、糖質の多いものを控え、ストレスをためない生活を。これらで改善しない場合には、歯周外科治療を行います」(若林健史先生)

歯周病の治療イメージイラスト

 

 

こんな治療を行います

●歯垢や歯石の除去

治療の軸は、自分で行う毎日の歯磨きと、定期的に歯科医で行うプロとの二人三脚による、徹底した歯垢や歯石の除去です

 

●嚙み合わせや嚙みしめ改善

嚙み合わせの不具合や嚙みしめで、過剰な負担がかかっている歯がある場合は、咬合(こうごう)調整やマウスピースなどで負担を低減します

 

●生活習慣の改善

歯周病の原因になっている生活習慣を改めることも大切。喫煙、糖質過多の食事や間食の習慣があったらやめる努力を!

 

●外科治療再生治療

歯肉を剝離して、器具が届かない場所の歯石を取る「フラップ手術」や、歯周組織を再生する「エムドゲイン」などを行います

 

 

お話を伺ったのは

若林健史さん 歯科医師

若林健史さん
Kenji Wakabayashi

歯科医師、歯周病専門医。若林歯科医院院長、オーラルケアクリニック青山理事長。日本歯周病学会理事

 

 

イラスト/寺田久美 構成・原文/山村浩子

 

 

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

PR
<前の記事

<前の記事
第5回/歯周病が口腔内だけでなく全身疾患につながるワケ/40~50代の口腔悩みに医師が回…

次の記事>

次の記事>
第7回/「生理的口臭」「病的口臭」「一時的口臭」の違いとは?/40~50代の口腔悩みに医…

この連載の最新記事

口腔内の健康にいい食材、悪い食材って?/40~50代の口腔悩みに医師が回答

第16回/口腔内の健康にいい食材、悪い食材って?/40~50代の口腔悩みに医師が回答

あなたも「落ち舌」? チェック方法と対策の「waiwaiスマイル体操」とは/40~50代の口腔悩みに医師が回答

第15回/あなたも「落ち舌」? チェック方法と対策の「waiwaiスマイル体操」とは/40~50代の口腔悩みに医師が回答

【口腔ケア】歯科医監修!毎日の歯磨きの基本を3ステップで紹介/40~50代の口腔悩みに医師が回答

第14回/【口腔ケア】歯科医監修!毎日の歯磨きの基本を3ステップで紹介/40~50代の口腔悩みに医師が回答

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル