横森理香の更年期チャレンジ! 「コーネンキなんてこわくない」第13回「自分の顔、表情に自信ありますか? KAODACHIをマネージメントするサロンへ」

プロフィール写真

横森理香

作家・エッセイスト。1963年生まれ。多摩美術大学卒。 現代女性をリアルに描いた小説と、女性を応援するエッセイに定評があり、近著『40代 大人女子のためのお年頃読本』がベストセラーとなる。代表作『ぼぎちんバブル純愛物語』は文化庁の主宰する日本文学輸出プロジェクトに選出され、アメリカ、イギリス、ドイツ、アラブ諸国で翻訳出版されている。

著書に『50歳からの自分メンテナンス術』『50歳から誰より輝くアンチエイジング魂』など。

最新刊は『ずーっと幸せが続く生き方』。

また、「ベリーダンス健康法」の講師としても活躍。主催するコミュニティサロン「シークレットロータス」でレッスンを行う。

横森理香公式ホームページwww.yokomori-rika.com.

 

 

更年期のいろいろな不調から脱するため、チャレンジし続ける作家・横森理香。

フランスといえばアンチエイジング先進国。その大家・Dr.ショーシャ式の検査をし、

小麦アレルギーを改善すべく話題のグルテンフリーダイエットを三ヶ月。

さて、今回は、パリに研究所のあるサロンが、青山にオープン!!  ということで

53歳の自分の顔と360度向き合う体験をすることに・・・・・・。

 

 

 

自分だけの魅力を再発見。KAODACHIを

マネジメントする新しいアプローチとは!?

 

 

 

若かりし頃から三十代までエステマニアだった私も、四十代ともなると、どうでも良くなってエステには通わなくなった。美魔女ブームで多くの四十代女性が年齢不詳になる中、それにはあまり魅力を感じなかったこともある。SST(シミ、シワ、たるみ)なんか、あったって綺麗な人は綺麗だし、太ってるからこそ魅力的な女性もいる。

 

ある程度の年齢になると、その人がどんな思いで日々生活しているかが、如実に顔と体、そして雰囲気に現れてくる。私自身、若い頃ほど間近で手鏡を見なくなったし、体重計には乗らない主義だ。美味しいものを好きなだけ食べ、よく寝てよく働き、適度な運動をし、毎日幸せ感を感じて生きたい。その方が健康にもなり、魅力的に輝ける気がするからだ。

 

もし私が、更年期のホルモンバランス悪い中、SSTのひとつひとつにこだわって、体重の増えた減ったに一喜一憂していたら、心身が壊れていたに違いない。加齢は誰の元にもやってくる。それをある程度は受け入れて行かないと、その無茶が表に出て、はたから見ても辛い人になってしまうではないか。

 

とはいっても、女性だからもちろん美しくあり続けたいし、私もたまにはエステやマッサージを受ける。特に顔のタレについては齢(よわい)53、気にもなるし、できたらリフトアップして生きたいものだと思う。

 

そんな心中を察したか、編集者Kが、

 

「私が以前お世話になっていたカリスマエステティシャンが今パリから帰国していて」

 

と、青山にできた「THE BOOK」という謎のエステに誘ってくれた。

 

「いつもはパリなんだけど、青山の新しいサロンのオープン前で日本にいるの。とにかくすごい腕だから、いる間にぜひ体験してみて」

 

と言うのだ。

 

編集者Kに誘われて赴くと、まるでギャラリーのような建物だった。見覚えがある。いつだったか車で通りかかったとき、

 

「あら、あの素敵な横顔はなに?」

 

と、目を奪われたビルだった。ブルーノート並びの瀟洒なビルの二階窓に、線画で美しい女性の横顔が描いてあった。

 

入口の白い壁に、よく見ないと分からないように「THE BOOK」とエンボス加工してある。そこに素敵な女性が現れて、良く見えないところにあるボタンを押すと、ドアが開いた。

 

 

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THE BOOK と、エントランスの壁に気づかないほどのサイズで刻印されている。

 

 

 

入ったのは薄暗い小部屋。大きなフラワーアレンジメントがあるだけだった。まるで現代美術のインスタレーションのようだ。

 

「オープン時にはここに水鏡が設置され、まず御自分のお顔を映し出し、御自分自身と対面していただくんです」

 

私を迎えいれた“マダム”と呼ばれる女性が言う。

 

「どうぞこちらへ」

 

お次はまあるいダイニングテーブルがある部屋だった。そこに日本茶と素敵なプチスウィーツが運ばれる。スウィーツの横には六枚のカードが。憎、楽、哀、喜、怒、愛。そのテーマで作られたスウィーツの盛り合わせだったのだ。

 

「この六種の感情が、私たちの日々の思いを作っていると言われています。でも、どれもいらない感情ではなく、例えば”悲しみのスウィーツ”、食べてみてください」

 

私はその、ホントに小さい和菓子を口に入れた。つるんと甘じょっばく、美味しい。

 

「塩気があるからこそ甘さが引き立つ、人生も同じだという考え方です」

 

「おおっ、深い。もっと食べていいですか?」

 

「どうぞ、お話しながら召し上がってください。パリのマダムの間では、エステもスウィーツもエクスタシーの一つだと言われてるんですよ」

 

私は”憎しみのスウィーツ”を口に含んだ。

 

絶妙な味。センスいい!  酸いも辛い噛み分けた、大人の女性こそ良さが分かるスウィーツだ。

 

 

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顔だちを左右する表情は感情から。味わうと今の自分の気持ちに気づけるというスウィーツ。

 

 

「こちらをご覧ください」

 

「THE BOOK」と書かれた大きな美しいパンフレットを開くと、しわっしわだけど美しい女性が現れた。

 

「イメージモデルが、世界最高齢のスーパーモデルとしてギネス登録されたダフネ・セルフさんなんです」

 

「おおっ、あのイラストの横顔はこの方のだったんですね!」

 

「そうなんです。みなさんが気にされる微細な部分より、美しい女性はその動く表情こそが美しい。表情に人は魅せられる。顔立ちは変えられるというコンセプトで、『THE BOOK』はセラピストとともにご自身のお顔をマネージメントして行くサロンなんです」

 

表情を産むのは感情。自分の想いと手で(セラピストが教えてくれるセルフケア)顔は変えられる。自分に気づきをもって、生涯愛する顔を見つけてもらう、そのお手伝いするのが『THE BOOK』なのだという。

 

「ふだん私たちは、自分の顔を平面でしか見てませんよね」

 

「ええ、鏡に映る正面だけ」

 

「でも、周りの人たちは360度見ているわけです。それが、どんなふうに見えているのか、いろんな角度から映し出されるコクーンというお部屋に入っていただきます」

 

ひええっ、それってもしかして、ガマの油?

 

「おそらく初めて、本当の自分自身に対面するという、貴重な体験をしていただくんです。その後セラピストによる施術。前後に脳波も測定します」

 

「脳波ですか!! 初めての体験をすると前頭葉が活性化するらしいから、若返りにもいいですね!」

 

「はい、ここは、たんなるエステではなく、本当に魅力的な自分に生まれ変わる場所なんです。そしてここにいる二時間だけは、浮世のしがらみを忘れて自分自身とだけ向き合える、貴重な時間を過ごしていただけるよう、準備に三年を費やしました」

 

ここの社長が「美人の歴史」(2012年)という本で感銘を受け、渡仏。著者であるパリ大学教授ヴィガレロ氏とパリに研究所を立ち上げ、日本の女性を美しくしよう! と、「THE BOOK」を青山にオープンするに至った。

 

ヴィカレロ氏は、「本当の美とは内面と身体との一致・調和が不可欠である。美しい人とは外面と内面が一致し、自分自身と個性を肯定している人である」と言っている。

 

日本女性がその域に達するのは結構ハードルが高いが、このサロンに通うことでそれが実現できるなら、いつかはパリのマダムの域に到達できるではないか!

 

感銘を受けたところで、私はセラピストのHANAEさんに導かれ、地下のコクーンと呼ばれる部屋に向かった。

 

 

階段を下りる過程ですでに、壁の装飾やライティングから、昼から夜への導きを感じる。コクーンルームは、高級なホテルの一室のような設えで、手前に施術台、奥にラウンドした壁の部屋がある。そこに、いくつものカメラとモニターが設置され、中央に座った私を映し出すことになっている。

 

「まず、施術前の脳波を測定しますね。といっても、今は簡単なものですが」

 

脳波を測定するというと、あの、電極をいっぱいコメカミに当てなきゃなんないかと思っていたら、簡単なヘッドギアを被り、耳をクリップで挟むだけ。

 

「施術前、施術後の脳波をグラフで出し、変化を見ていただくんです」

 

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まずは施術前に、脳波を計測する。初めての体験にちょっとドキドキ~。

 

 

第13回
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