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わたしが心からいいなと思うスキンケア

吉川千明

吉川千明

1959年生まれ

美容家、オーガニックスペシャリスト

自然や植物の力に着目し、オーガニックコスメをはじめ、スパ、漢方、食にいたるまで、ナチュラルで美しいライフスタイルを提案

オーガニックビューティの第一人者として知られる

 

OurAgeインタビュー「美容の世界をあらゆる角度から学び、最高の知識で女性を救いたい」はこちら

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心からいいなと思うスキンケア

 

化粧品を扱うのはわたしの仕事です。

仕事でやっている私でも、「安くはないな」と感じます。

正直「あとはお金の問題だけね」と思います。

それでも、使うたびに「ふぅ、いい化粧品だなあ」と

言葉がでるような化粧品があります。

わたしの専門は、オーガニックやナチュラル系ですので、偏りはありますが、

わたし専門のジャンルから、「いつかは使っていただきたい!」

あこがれのブランドをご紹介したいと思います。

ファッションでもアートでも、ビューティーでも、

その世界をリードする憧れの存在がなくてはいけないですものね。

写真は、オーガニックコットン製品の「プリスティン」の展示会で。

今日は藍で染めたオーガニックコットンの着物を着てみました。

自然のもの、いいですよね!

 

 

クレンジングが至極の時間

 

さあ、トップバッターは「オモロヴィッツァ」。

肌荒れに悩む貴族のために作ったのが始まりの、ハンガリーの化粧品ブランドです。

世界的に有名な、ミネラル豊富なブダペストの温泉水と温泉泥に発酵の力を加え、

特殊なリポソームでカプセル化した成分を使っています。

ノーベル賞受賞者を輩出するような有名な研究所の技術が使われているそう。

写真は、ミネラル豊富なシルトと呼ばれるハンガリー湿原の泥を使ったクレンジングバームです。

バームをスパチュラにとり、肌にのせ、そのままお風呂へ。

湯船に浸かりながらくるくると肌の上でバームを溶かしながら汚れを浮かせます。

ゆっくりとお風呂の中でするクレンジングは本当に幸せです。

香りはオレンジの花、ネロリです。

正直、クレンジングがスキンケアの命。

あたしたち世代は、クレンジングを今一度見直してほしいと思います。

 

 

ゴージャスコスメが目指すのは肌環境の整備

 

ハンガリーという国は、もともと偉大なる帝国。

特別な宮廷文化があり、美容にも秀でていた国です。

そういえば、「オモロヴィッツァ」にはハンガリー王妃の名前のついた化粧水もありました!

さて、もう一つ、わたしが好きなものをご紹介します。

クリームです。

クリームは何種類かありますが、これはハイドラリフトクリームという

保湿とリフティングを目的としたクリーム。

温泉水を筆頭に複数の酵母や発酵物のエキスを重ね合わせて作ったクリームです。

なめらかで、心地よく、本当に感じのよいクリームで、

肌が潤いながらピンとなるのを感じます。

こちらの美容オイルもいいですよ。

穏やかで軽くて、自然に肌に馴染みます。

 

 

40代、50代、どころじゃない。60歳から咲かせる!

 

日本製のオーガニックコスメや自然コスメにもよいものがたくさんありますが、

50歳以上のものや本格的アンチエイジングのものはとても少ないように思います。

ヨーロッパに行くと、50どころか60歳以上向けのスキンケアがたくさんあります。

しかも対象年齢が上がれば上がるほど、女性らしく、

エレガントに作られているように感じます。

匂い立つ花の香りがとてもセクシーだったり。

ワインと同じ!成熟が大事とされているのですね。

米粒大を半分にして、目尻にスーとなじませる

 

もうひとブランドご紹介したいと思います。

ドイツの「アンネマリーボーリンド」です。

オーガニックコスメの世界では最高峰と思っていただいてよいラグジュアリーブランド。

中でも最高峰のシリーズが「ナチュロイヤル」。

写真は、その目元口元用の美容クリームです。

米粒大を指先にとり、目元、口の上、ほうれい線、眉間などになじませてください。

ジンジンときますよ。

効果を実感できるアイテムですが、うれしいのは、さすがオーガニック、

肌が薄く弱くなってくる私たちでも安心して使うことができます。

エレガントで、パワフルで、しかもデリケートで優しい!とはうれしいですね。

 

 

自然の豊かさを感じる私たち向けファンデーション

 

そして最後は、感動的な「アンネマリーボーリンド」の新製品、リキッドファンデーション。

これが自然のものでできているなんて信じがたいほど!

オーガニック処方の最高ラインです。伸びもよく、しっとり艶やかでブリリアント。

カバー力もあります。色も日本人にぴったりの2色がでました。

1色でもよいですし、2色を混ぜて使えば、ほぼどんな肌色でも作れます。

香りを嗅いでください。ビタミン、木の実の栄養のありそうな良い香りがします。

植物の「オランダセンニチ」も入っていて、

メイク品ですが、わたしはスキンケアの延長と思って載せさせていただきました。

ボトルに書かれた英語名は「Anti-Aging Make-up」。

これからの冬の乾燥の時期はもちろん、

うるおいも皮脂の出も極端に少なくなっているわたしたちにとって、

とてもうれしい一生の味方になってくれそうです。

ワンプッシュ手に取り、お顔に馴染ませる度、

「素晴らしいなあ」と言葉のでる1品です。

 

 

最後に一つ

 

これは金沢の「箔一」さんの「あぶらとり紙」です。

今までは、わたしには油取り紙を使う習慣はなかったのですが、

これは最近のわたしのお気に入り。

わたしのメイクは、年齢仕様。上記のようなリキッドファンデーションを主役に使い、

パウダー類、粉物はほとんど使いません。

眉の上や鼻の脇など皮脂がよく出て、メイクが流れてしまうところだけ、

お粉をブラシでササッと広げます。あとはほぼほぼお粉はなし。

代わりに「箔一」さんの油取り紙を丁寧に押し付けて、余分な油を吸い取ります。

あくまでも取り過ぎないように。

50代も後半、乾く世代にとってはどんなによい粉も乾きの元ですから。

質の良いリキッドファンデと良質な油取り紙で、乾き対策、崩れ対策です。

なぜ「箔一」かというと、金箔を信じられないくらい薄く叩き出す金沢の伝統手法を用いて、

紙を叩いて叩いて、紙の密度を上げて、肌をこすらずに瞬時に皮脂を吸い取る紙は、

ここが作り出したものだからです。

 

 

コスメの世界はおもしろいですね。

今日はゴージャスなナチュラルコスメをご紹介しましたが、

やはりいいものは感動させてくれますね。

さあ、1日1日、今日も元気出して行きましょうね!

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