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自然に「笑顔」になれるための心がけとは? 前編/顔の筋肉を動かす、ほか

斎藤一郎さん

斎藤一郎さん

1954年生まれ。鶴見大学歯学部教授。日本抗加齢医学会理事。三越伊勢丹グループ従業員10万人対象の「笑顔プロジェクト」監修。著書に『幸せを引き寄せる笑顔の法則』(誠文堂新光社)など

自然に笑顔になれるのが一番。そのための心がけとは?

 

顔の筋肉を動かす機会を作る

黙々とスマホやパソコンに向かっていると表情も硬くなりがち。生活の中で、できるだけ表情筋を動かすことが第一歩です! ポイントを斎藤先生に伺いました。

 

食事や生活習慣から魅力的な笑顔を手に

笑うといっても、へらへら笑顔や引きつった笑顔はかえって印象が悪くなりそう…。「いい笑顔になるためには、準備が大切」と斎藤先生。

「そのひとつが、表情筋を鍛えること。ものをよく嚙むこと、歌うことは、顔の筋肉をたくさん使うので、若々しく美しい笑顔を作るベースになります」

 

また、“心のあり方”も大切。

「怒りは笑顔を消して自分自身を不幸にしてしまうファクター。脳は出来事そのものよりも悪い言葉だけを強く記憶するので、悪口や文句を口に出すのはNG。カチンときてもすぐに怒りをぶつけず、SNSやメールでもポジティブな言葉を選ぶようにしましょう」

 

たとえ思い込みでも、ポジティブな気持ちは健康にいい影響を与えます。

「修道女たちの日記を調べた研究(次回の連載で紹介)から読み取れるのは、ライフスタイルや食生活よりも、ポジティブに楽しく毎日を過ごすほうが、健康でいられるということ。ホテルの清掃作業員を対象にした調査で、“掃除は健康によくない”“掃除は健康にいい”と伝えたふたつのグループを比較したところ、体にいいと思って作業したグループのほうが健康診断の結果がよかったというデータもあります」

 

心と体はつながっているため、心身のエクササイズが必要と斎藤先生。

「そして何より、心から笑顔になれるところに自分を連れて行ってあげることが大切。夢中になったり、感動したり、ワクワクしたりすることを見つけることが、笑顔と健康、快適な毎日につながるのではないでしょうか」

 

今すぐできる、顔の筋肉を動かす機会とは?

次のページに続きます。

歌うと喉の筋肉が鍛えられ、病気予防にも

「歌うと唾液の量が増え、ストレスを受けると分泌されるコルチゾールが減少することが私たちの調査研究で明らかになりました」。実験では、歌が好きな人に限らず、歌が苦手な人、うまく歌えなかった人にも同じようなストレス解消効果が。「加齢で衰えがちな喉の筋肉も同時に鍛えられ、誤嚥(ごえん)や肺炎予防にも役立ちます」

 

 

食事はゆっくり。嚙みごたえのあるものを

「笑顔を作るには表情筋という筋肉を使います。嚙む行為は咀嚼(そしゃく)筋のほか、口元、目のまわり、こめかみ、額など顔全体を動かすので表情筋も鍛えられます」。まずは嚙みごたえのある食材を意識すること。「一人で食べるとよく嚙まずに飲み込んでしまうので、誰か とおしゃべりしながら時間をかけて食事するよう心がけましょう」

 

 

イラスト/かたおか朋子 構成・原文/矢沢美香(STRIPE)

 

 

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