HAPPY PLUS
https://ourage.jp/odekake_joshigumi/88646/

1日1組。祇園安井のモダンなゲストハウス 

小原誉子

小原誉子

「京都観光おもてなし大使」&旅ライター
アナウンサー、テレビ番組プロデューサーなどを経て、集英社「エクラ」などのライターに。
2011年より京都に在住。
京都など、日本の文化・観光情報を伝える
人気ブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」を
毎日更新中

記事一覧を見る

1日1組。祇園安井のモダンなゲストハウス

 

今、京都は次々に新しいゲストハウスが造られています。民泊と言われる、個人が所有する建物を、宿泊施設として活用する動きは、ますます盛んです。

 

特に、京都では、今まで使われていなかった古い町家を改装し、ゲストハウスにしている所が多数登場。海外の旅行者だけでなく、国内に住む人たちも、最近はインターネットなどを通じ予約し、よく利用しているのです。

 

さて、京都のゲストハウスは、外国人旅行者を意識してか、和風情緒あふれるものが目立ちます。また部屋の広さや造りもさまざま。建物1棟貸しもあれば、部屋貸しの場合も。さらにバス・トイレが完備されているものもあれば、共同という場合もあるのです。

つまり、民泊のゲストハウスの質には、かなり差があると言えます。

ですから、タオルや寝巻など、ホテルや旅館のようなサービスを期待すると、当てが外れるというケースも多いのが実情です。

 

 

今回、ご紹介するゲストハウスは、私が今まで見た中で、ぜひ友達と泊まりたいと思ったところ。場所は、祇園の「安井金毘羅宮」の西側、「建仁寺」の東側という観光にも食事にも好立地な場所に、昨年オープンした「OCAFE + INN」(ゼロカフェ プラス イン)です。

小原祇園ゲストハウス看板

ここは、古い町家を改装し、1階をカフェ、そして2階をゲストハウスにしたもの。

改装されたゲストハウスは、2階すべてを使う、1日1組。ツインベッドと布団が用意されて、最大4名まで宿泊できます。

小原祇園ゲストハウスアート

特に、私がここに惹かれたのは、その改装の仕方。オーナーであるカメラマンの築地久さんのセンスが光るモダンで機能的な造り。さらに親しく交流する、世界的に知られる染色作家、山本玄匠さんの作品が、タペストリーやソファなどを彩り、とてもアートな雰囲気なのです。

 

部屋は、寝室スペースとリビングスペースに分かれ、奥のリビングには、電子レンジや湯沸しポット、そして食器などもそろうキッチンコーナーがあり、外で買ってきた料理を温めたり、簡単な調理だってできるのです。もちろん、バスとトイレも最新の機能を備えます。

小原祇園ゲストハウス2

京都に何度も訪れる人にとって、あまりに和風というのは、どうも使いにくいとの声も。部屋を一歩、外に出れば、そこは京都情緒いっぱいのエリア。宿泊するところは、モダンな雰囲気がかえって心地よいのでは?

小原祇園ゲストハウス部屋1

「ここは、朝、隣りの建仁寺さんのおつとめの声が聞こえるんですよ。それがなんともいいんです」というオーナーの築地さん。ベランダからは、隣接する塔頭の美しい庭を眺めることもできます。「ね、素晴らしい借景でしょ!」と。素晴らしい日本庭園をのんびり独り占めできるのは、なんとも贅沢。

 

まさに京都を実感できる場所なのです。「ここなら、東京から来る友人と一緒に泊まりたい~」と、京都に暮らす身ながら思ってしまうゲストハウスです。

 

料金は、シーズンにより変動し、1室を借りる場合、1泊2名で2万円(清掃代込)からが目安。1名追加で2000円~がプラスされます。

祇園で飲んでも、歩いて帰れる…。おすすめのゲストハウスです。

 

 

OCAFE + INN

京都市東山区小松町563-13 ☎075-532-0207

予約は、インターネット「Airbnb」から、どうぞ

交通/京阪「祇園四条駅」から徒歩7分

https://airbnb.com/rooms/11993942?s=39&user_id=64127575&ref_device_id=1ab638d23482219bf361ea8437ef379251e0f0cd

 

 

 

小原誉子ブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」

http://blog.goo.ne.jp/mimoron/

 

 

場所別・テーマ別おでかけ情報はこちら >

同じ場所・テーマから記事を探す

#近畿 #京都

おでかけ女史組の正しい楽しみ方
おでかけ女史組 キーメッセージ おでかけ女史組 キーメッセージ
今週のおでかけコンシェルジュ〜元気に遊ぶための知恵、伝授します〜
<前の記事

<前の記事
第31回/三条白川沿いで味わう朝食と昼食「丹」

次の記事>

次の記事>
第33回/京の味で温まる名代「養老鍋」-「河道屋養老」

この連載の最新記事

おうちで楽しむ、京の味と物(61)平和への思いを込めて植えられた早咲きの《陽光桜》「熊野若王子神社」

第151回/おうちで楽しむ、京の味と物(61)平和への思いを込めて植えられた早咲きの《陽光桜》「熊野若王子神社」

おうちで楽しむ、京の味と物(60)日本が誇る伝統工芸品や真珠、京象嵌などが揃う「京都ハンディクラフトセンター」

第150回/おうちで楽しむ、京の味と物(60)日本が誇る伝統工芸品や真珠、京象嵌などが揃う「京都ハンディクラフトセンター」

おうちで楽しむ、京の味と物(59)京都地元の新鮮な野菜もたっぷり、やさしいお味のベトナム料理 ベトナムフレンチ「XUAN(スアン)」

第149回/おうちで楽しむ、京の味と物(59)京都地元の新鮮な野菜もたっぷり、やさしいお味のベトナム料理 ベトナムフレンチ「XUAN(スアン)」

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

OurAgeスペシャル