ず～っと、１本結びのロングヘア、ボリュームも減ってて、地味地味のミーナです。でも、切る勇気がないんです。今回ご紹介する、6人のすてきな実例を見たら、気が変わるかしら？一人目の東ちづるさんは、存在感のあるボブで、よりいっそうチャーミングに！
ロングヘアのイメージがある女優さんが！ 読者代表が！
人気のサロンで髪をカット。
ちょっと短めの髪型にする人が増えている今は、
自分に似合うカットを探すチャンスです。
まず、登場していただくのは女優の東ちづるさん。
「すぐにでも髪を切りたいんですよ」と言っていた東さんをお待たせすること10日間。
文字通り「大変身」する楽しいプロセスを見せていただきました！
BEFORE
刈り上げヘアから伸ばし続けて超ロングヘアに。
強烈なクセ毛なので、普段はストレートアイロンでのばしています。
傷みなくきれいな髪を保つため、サロンでのトリートメントも欠かさずに続けてきました。
髪の内側を金髪にしているのがこのところの定番スタイルでしたが、
そろそろイメチェンの衝動が！
「切りたいと思ったら素直に従う！
変身願望も若さの秘訣」
自身の描いたデザイン画以上に存在感のあるボブ！
前髪は「帽子をかぶって押されても眉が見える長さ」というのが東さんのこだわりです。
その心は「眉は表情がよく見えるので、できるだけ出しておきたいんですよ」。
目からウロコです！
東ちづるさん Chizuru Azuma
profile
1960年生まれ。会社員生活を経て芸能界へ。
ドラマ、ラジオ、司会、コメンテーター、講演、執筆など幅広く活躍中。
ボランティア活動を20年以上続け、
2012年には、アートと音楽を通じて、
違うということをハンディにしない、どんな状況、状態でも誰も排除しない、
まぜこぜの社会を目指す一般社団法人「Get intouch」を設立。
仕事上のリスクも利用して唯一無二のヘアスタイルに
長い髪を下ろしたまま、マニッシュな帽子をかぶって現れた東ちづるさん。
「髪を切ろうと思い立った瞬間から、
今の髪がおしゃれじゃなく思えてしまうんです。
それで、このところずっと帽子でごまかしていたんですよ」
ここは20年以上も髪を任せている杉田和人さんの美容室「プール」。
「ドラマでずっと女将の役をやっているので、
着物を着られるヘアスタイルでなければならないという制約はあるんです。
でも、考えました。結べなくてもいい、
サイドを長めにして衿あしでとめられればいいんだわ、と！」
そしてスラスラと描きはじめたヘアデザイン画。
左右がアシメトリーで、思いきり前下がりになったボブ。
かなりバッサリいっちゃいますね？
東さんが描いたヘアデザイン画。
すっかり計算ずくのショートボブ。
「２年以上、超ロングをキープしていたから、そろそろ切り時なんです。
ポニーテールばかりしているので、
生え際の毛ヂカラも弱くなってきますしね。
髪を短くすると服が変わりますよ。
ワンピースもブリッと見えない（笑）。
アクセサリーにもこだわってみたくなる。
それがとても楽しみ！」
いつも二人でヘアスタイルを決めているという杉田さんも大賛成。
「東さんはトータルでファッションを考えてくれるので、
どんなスタイルにしても失敗のない人。
ずっと髪の内側を金色にしているんですが、
やっとこれを見せるときが来ましたね！」
そう、コンサバなロングでも
カラーリングで遊ぶおしゃれ心を忘れない東さん。
今回のショートボブも、東さんならではの
ユニークさとファッション性にあふれています。
もともとクセ毛なので、
ロングヘアにストレートパーマをかけていました。
カットは、まず髪がウエットな状態でアウトラインを作り、
途中からはドライカットでディテールを仕上げていきます。
おもしろいほど左右の長さが違って見える
アシメトリーなスタイルが出現！
甘い印象の服もサラッと着こなせる
ショートヘアマジック
スタイルが仕上がって、
すっきり、晴れ晴れとした様子の東さん。
鏡に映った衿あしは、シャープなボブラインと
ゴールドのコントラストがとても個性的。
プリーツフリルが印象的な
ちょっぴり甘いムードのワンピースに着替えました
（服はすべて私物）。
「ここまで切っちゃうと、何かあったんじゃないの？
と絶対聞かれますよね。
何もないと言うのもつまらないから、
わざと『失恋したの』って言おうかな（笑）」
杉田さんはサロンでカットしてくれるだけでなく、
ヘア＆メイクとしても東さんをサポート。
長年プライベートでも仲良しなので、
笑いが絶えず、息ぴったり！
POOL（プール）
DATA
東京都渋谷区神宮前4-28-6
☎03-3405-6055
営業時間12：00～20：00 土曜11：00～20：00 日曜、祝日11：00～18：00
定休日火曜
カット￥6,000～ カット＆パーマ￥12,000～
撮影／板野賢治
ヘア＆メイク／杉田和人（POOL）
取材・原文／蓮見則子
