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私にとって50歳は……(君島十和子 美の格言 22)

君島十和子

君島十和子

君島十和子. 1966年生まれ。モデルとして活躍後女優に。1996年、結婚を機に芸能界を引退。現在は自身のコスメブランド「FTC」のクリエイティブディレクターとして数々のヒットを生み出している。2女の母。

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君島十和子さんの大ヒット書籍「十和子道」から抜粋した言葉を美の格言としてお届けします。「十和子道」担当編集者ギリコから見たその言葉(格言)の背景や取材時のエピソードも合わせてお読みいただけます。

私にとって50歳はリセット、再構築の歳になりました。

プライドも若さも手放し、ゼロになったところで、

さぁ、新たに何を手に入れたい?と自分に問うた時、

「後悔せずに自分らしく生きてゆきたい」と強く思いました。

向こう見ずなパワーや若い肌は失ったかもしれませんが、

自由なエネルギーを得た気がします。

書籍「十和子道」P106より~


<担当編集者からみたこの言葉の背景>

「家内にとって50歳というのは節目ともいえる特別な歳。

その50歳の記念になるような本をつくりたい」

 

以前も書いたが、これは〝50歳の記念の本〟のお話をいただいたとき、十和子さんのご主人誉幸さんから最初に言われたことである。

 

人によって節目と捉える歳は違うと思う。

私の場合はずっと会社員をやってきたので、定年である60歳を人生の大きな節目となんとなく考えていた。

 

お子さんのいる方であれば、子どもが学業を終え無事社会に巣立ったときを節目とし、その後の人生設計をしていることもあるだろう。

 

大きな節目の歳が十和子さんの場合は50歳だときき、早いなと意外に思った。

 

なぜかというと目の前にいる(最初の打ち合わせのときは49歳だった)十和子さんはエネルギッシュで生き生きしていたからだ。

この調子でいけばよくて、リセットや再構築を前々から考える必要がある人には見えなかった。

 

こうして十和子さんが49歳のときに準備が始まった50歳の記念の本「十和子道」だが、いよいよ実際に50歳を迎えたときインタビュアーが感想をきいた。

 

それに対して返ってきたのが、今回格言としてご紹介している冒頭の言葉である。

(「十和子道」ではご夫妻に〝理想の老後〟についてもきいた。途中で誉幸さんが「死ぬまでこの人と夫婦を楽しみます」と言うと、十和子さんもご主人の顔を見てうなづいた。これは夫婦揃ってのジーンズ姿が珍しかったので撮影した一枚/「十和子道」P80より)

 

撮影/本多佳子、冨樫実和

★次回は2020年5月14日木曜日配信予定です、お楽しみに!

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電子版には特典としてプライベートを含む計276点の写真とコメントを特別編集した「エブリディ十和子」がついています!

 

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