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作りおき万能調味料「しょうがみりん」で一味違うたたきごぼう&なます

庄司いずみ

庄司いずみ

野菜料理家
100%植物性のみのレシピを紹介するブログ

『izumimirunの「vege dining 野菜のごはん」』で人気をあつめ、ブログを本にした初のレシピ本は7万部をこえるヒットに。

その後、『デトックス・ベジ』シリーズ(主婦の友社)が累計21万部を突破。

主宰する東京・代々木上原の「庄司いずみ ベジタブル・クッキング・スタジオ」では野菜料理やベジタリアン料理のクラスを開催。

『野菜食べ順ダイエット』、『料理がとびきりの味に プレミアム豆乳マジック!』(共に集英社)、好評発売中!

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しょうがの温め効果を毎日&手軽に

 

「冷えは万病のもと」と言われています。血行を促進し、体を温める効果の高い成分を含むしょうがを上手に取り入れ、冷えを改善したいものです。そこでおすすめしたいのが、しょうがを本みりんで煮た、作り置き万能調味料「しょうがみりん」です。

 

「しょうがみりん」を考案した庄司いずみさんは、以前から冷えに悩む女性に、積極的にしょうがをとるようすすめてきたそうです。ところが、「料理のたびにしょうがをすったり、刻んだり、というのが面倒で長続きしない…」という声も多く聞いたとのこと。

 

そこで「何にでもすぐ使える形でしょうがを常備しておけないかしら」と考えて作りはじめたのが「しょうがみりん」。爽やかですっきりとした甘味が特徴で、ほんのりと甘く仕上げたい料理にいろいろ使えます。そして、しょうがの辛味がマイルドになるので、しょうがをたくさんとることができるという点も魅力です。

そんな「しょうがみりん」のヘルシー効果については前回(第5回)で、しょうがの健康効果に詳しい医師の石原新菜先生をお招きして詳しくお話を伺いました。

 

冷えからくる不調に悩む患者さんには、その症状改善に、しょうがを積極的にとるようすすめしているという新菜先生。自身も、あの手この手で毎日100gものしょうがをとっているそうです。さらに最近は、しょうがみりんも取り入れているとのこと。「しょうがを本みりんで煮る」というのはしょうがの健康パワーをより効果的にとれる方法だとか。「しょうがは加熱することによって体の内側から温める働きの成分に変わりますし、本みりんの豊富なアミノ酸が代謝をサポートします」と新菜先生。さらに、忙しいときも簡単に作れて、いろいろ使いまわせる点もお気に入りです。

ぜひ、冬の冷え対策に「しょうがみりん」を取り入れてみましょう! 作り方はとっても簡単です。

 

<しょうがみりんの作り方>

①しょうがはよく洗い、皮をむかずに(気になる汚れはこそげ取る程度に)粗みじんにする。

②①を鍋に入れて本みりんを加え(写真a)、中火にかける。

③煮立ったら弱火で5~8分煮て(写真b)、火を止める。煮つめ加減で甘味を調整する。冷蔵庫で1カ月保存可能。

a

b

 

たっぷり作って冷蔵庫にストックしておけばさっと料理に使って、爽やかな甘味をつけることができます。しょうがのパワーをいつでも手軽に摂取できるのも嬉しいですね。次のページでは、「しょうがみりん」と野菜を使った、お正月料理にもおすすめのヘルシー常備菜をご紹介しましょう。

しょうがみりんで野菜の常備菜

 

「しょうがみりん」が野菜の味を引き立ててくれるので、食物繊維やビタミン、ミネラル豊富な野菜をよりおいしく、たっぷり食べられます。

 

また、甘味をつける料理の多いお正月料理にも大活躍。「しょうがみりん」を使うことで、すっきりとした爽やかな甘味に仕上がります。もちろん、そのヘルシー効果は新菜先生のお墨付きです!

 

Recipe 1  たたきごぼう

食物繊維が豊富なごぼうは積極的にとりたい、美腸の強い味方。たたいたごぼうにしっかりとしみ込んだ甘味と旨味が口の中でじんわり広がります。

 

材料(作りやすい分量)

ごぼう……300g
しょうゆ……大さじ2
しょうがみりん……大さじ2

 

作り方

ごぼうは皮をこそげ取り、すりこぎで軽くたたいて長さ4㎝に切る。
①を沸騰させた湯で5~6分ゆで、串が刺さるくらい柔らかくなったらザルに上げる。
②の水気をしっかりきり、熱いうちにしょうゆとしょうがみりんであえる。

 

【新菜先生がヘルシー効果をCheck!】

ごぼうには食物繊維に加え、オリゴ糖も豊富。オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサとなって腸内環境を整えます。

 

 

Recipe 2  なます

伝統的なお正月料理を爽やかな甘味でライトに。しょうがみりんを使えば、栄養豊富な大根とにんじんをサラダ感覚でたっぷりとれます。

 

 

材料(作りやすい分量)

大根……150g(せん切り)
にんじん……30g(せん切り)
A 塩……小さじ1/3
A しょうがみりん……大さじ3
A 酢……大さじ3
A 唐辛子……1本(半分に切って種は取り除く)

 

作り方

①大根、にんじんをボウルに入れて塩を混ぜ、軽く水が出るまでおいておく。
②①の水気をしぼり、Aを加えてあえる。

 

【新菜先生がヘルシー効果をCheck!】

大根に含まれる消化酵素は消化を促して胃腸を整えてくれます。にんじんには免疫力アップ効果の高いβーカロテンが含まれています。

 

【今回使ったみりんは?】

 

「タカラ『国産米100%米麹二段仕込』本みりん」

 

原材料は国産米100%。「米の旨味を引き出す米麹」と「オリゴ糖を豊富につくる米麹」の2種類の米麹を使用した「米麹二段仕込」による、豊かな旨味とまろやかな甘味があります。

細口&広口の2段式キャップでムダなく注げる「らくらく調節ボトル」入り。

500ml ¥395

 

●問い合わせ 宝酒造お客様相談室 ℡075-241-5111

 

撮影/鈴木正美  スタイリング/中野径恵  取材・文/瀬戸由美子

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「タカラ『国産米100%米麹二段仕込』本みりん」のおいしさの秘密は、「米の旨味を引き出す米麹」と「オリゴ糖を豊富につくる米麹」という2種類の米麹を使用した「米麹二段仕込」。このこだわりの製法により、米由来の18種類以上のアミノ酸で構成される複雑な旨味とコク、そして、オリゴ糖を中心にバランスよく含まれる9種類以上の糖によるまろやかな甘味が醸し出されます。

もちろん、原材料は国産米100%。本みりん造りの要である麹づくりをはじめ、仕込み・熟成・充填に至るまで、すべての製造工程を国内の自社工場で行っています。

また、本みりんは以下のような調理効果を持っています。

1)味のしみ込みをよくする。2)生臭みを消す。3)煮崩れを防ぐ。4)コク・うまみを出す。5)上品でまろやかな甘みをつける。6)てり・つやを出す。7)塩カド・酢カドを取る役割もあります。

「タカラ『国産米100% 米麹二段仕込』本みりん」
らくらく調節ボトル入り、500ml/¥395

※平成27酒造年度本みりん課税移出数量において最大のシェアを持ちます。(全国味淋協会資料)


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