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小豆島・オリーブの楽園①世界でも認められた、小豆島産オリーブオイルの魅力

悪玉(LDL)コレステロールを下げるオレイン酸をはじめ、抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミンEなどもバランスよく含んだオリーブオイル。実は、日本で作られたオリーブオイルが数々の国際品評会でも高く評価されているのをご存知ですか?

 

それは、日本で一番小さい県でありながら、国内での生産量ナンバー1を誇る香川県のオリーブオイル。その魅力をもっと深く知るために、香川県・小豆島に行ってきました。

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小豆島(土庄港)へは、高松港からフェリーで約1時間。「時間が足りない!」と感じてしまうほど、瀬戸内の美しいこと! まるで絵画のようです。

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まず訪れたのは、2000本ものオリーブと120種類のハーブを栽培する広々とした観光農園「道の駅 小豆島オリーブ公園」。シンボルマークとなっている風車は、姉妹島となっているギリシャ・ミロス島との友好の証として建設されたもの。目の前には内海湾が広がり、絶景のロケーションです。

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園内にはオリーブを学べる記念館も。1908年(明治41年)、農商務省の指定を受けて香川、三重、鹿児島の3県でアメリカから輸入したオリーブの苗木が試験的に植栽されたそう。その中で順調に育ったのは香川県・小豆島に植えられたオリーブだけ。そこから、この地でのオリーブ栽培が始まったのです。

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1908年に植栽されたオリーブの樹から挿し木したオリーブの原木もありました。今でも毎年たくさんの実をつけているのだそう。オリーブの生命力って、すごいですね。

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10月〜12月がオリーブ収穫シーズンとのことで、まさに真っ只中。搾りたてのエクストラバージンオイルを試飲することができました。まだ若い実なのでキレイなグリーン色で、ピリリとした味がします。オイルなのにサラッと飲める舌触りで、とても美味しい〜!

 

通常は、この段階ではオイルをたくさん搾ることが出来ずに高価になってしまうため、オリーブオイルとしてではなく、「新漬け」と呼ばれるオリーブの塩漬けに加工されるとのこと。希少な味だったんですね。

 

次のページでは、食べるだけではない、オリーブオイルの魅力をご紹介します。

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オリーブをまるごと活用した化粧品を開発・販売する「小豆島ヘルシーランド」の取締役副社長、柳生忠勝さんです。

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「300年続くオリーヴの森をつくりたい」という思いから、自社農園“オリーヴの森”の創生を2003年よりスタート。現在では2300本のオリーブの木を自社農園で栽培しています。さらに50品種のオリーブの苗をイタリアから仕入れ、試験植栽も始めているそう。

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開発・販売している製品の主軸は化粧品で、作家・宇野千代さんとの出会いがきっかけで開発を手掛けるようになったのだとか。そのほか、健康食品もあります。実の部分だけでなく、葉や幹などにも有効成分が豊富に含まれているため、オリーブを丸ごと活用するための研究を続けているとのこと。ゆくゆくは海外に向けてのオリジナル製品の開発も視野に入れているんですって。

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こちらが人気商品、小豆島産のオリーブオイルを100%使用した美容オイル「ジ・オリーヴオイル」です。無香料、無着色、防腐剤無添加です。オンラインショップ「オリーヴの森」で購入できます。

 

 

次のページでは、小豆島のオリーブオイルに魅せられたシェフをご紹介します。

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リストランテ フリュウ」のオーナーシェフ、渋谷信人さん。東京や兵庫のレストランで修業後、旅行で小豆島を訪れたことが、この地でイタリアンレストランをオープンさせるきっかけになったのだそう。

 

「緑に囲まれた環境、そして目の前には太陽が反射して眩しいほどキラキラした海。まさに理想としていたロケーションです。食材の魅力も、大きな決め手でした」

 

雨が少ない小豆島で育まれた野菜は、よく根を張って生命力にあふれ、味が濃いのが特徴だとか。

 

「生産農家の方たちがとても研究熱心で、良い刺激を受けています。オリーブが根付いたのも、そんな努力のたまものだと感じています」

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地元の食材をふんだんに使った料理と合わせて「ぜひ、料理にかけて食べてみてください」と、またしても市場には出回ることのない希少なオリーブオイルが! 生産量日本一の小豆島ならではの贅沢です。オリーブオイルソムリエの黒島慶子さんの解説を聞きながら、堪能することができました。

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「小豆島で主に育てられているオリーブは4種で、今から試飲していただけるのはルッカ。甘みがある品種なので、搾りたてでもマイルドな味。和食とも相性がいいんですよ」

 

酢の物やうどん、佃煮など、ゆずを絞るのと同じような感覚で使うのもおすすめだそう。

 

「国産オリーブオイルのいいところは、輸送のリスクがないこと、生産者の顔が見える製品だということ。そして小豆島のオリーブは、すべて手摘みで丁寧に収穫されていることです」

 

オリーブオイルは、何と言っても鮮度が命。収穫してすぐに酸化と発酵が始まってしまうため、24時間以内に搾油する必要があるのだとか。運ぶ時間のロスがなく、傷や鮮度なども選別しながら手摘みで収穫している…。そんな愛情をたっぷりかけられたオリーブオイルだからこそ、世界でも認められた品質が誕生したんですね。

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料理も、本当にすべて美味しかったです。特に、この「オリーブハマチのマリネ」。オリーブハマチ、食べるのは初めてだったのですが、皆さんは知っていましたか?

 

この魅力については、次回ご紹介します。お楽しみに〜。

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