OurAge

全力応援! 40〜50代の美とからだ

OurAge

全力応援! 40〜50代の美とからだ

https://ourage.jp/column/doctor_blog/121287/

夜中のトイレの回数が増えたのはなぜ?/Dr.根来の体内向上プロジェクト

根来秀行教授

根来秀行教授

1967年、東京都生まれ。『ハーバード&パリ大学 根来教授の特別授業「毛細血管」は増やすが勝ち!』(集英社)は版を重ね、台湾、韓国でも翻訳され好評発売中! ハーバード大学医学部PKD Center Visiting Professor、ソルボンヌ大学医学部客員教授、奈良県立医科大学医学部客員教授、杏林大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、最先端の臨床・研究・医学教育の分野で国際的に活躍中。

記事一覧を見る

いし こんにちは。ぐうたらライターのいしまるこです。
腎臓の専門医でもある根来教授による「腎臓よろず相談室」ですよ。
今回は新潟県糸魚川(いといがわ)市のHさんより、「夜中にトイレに行くようになったのは腎機能の低下ですか?」というご質問です。

 

 

根来 こんにちは。根来秀行です。今回のご質問は、アワエイジ世代には思い当たる人も多いのではないでしょうか。

 

 

いし ですねえ。よく聞きますよ。若い頃はなかった現象ですね。

 

 

根来 年を重ねると、夜中に何回もトイレに起きる人が増えてきます。腎臓が悪いのかと心配する人も多いのですが、そうではありません。
これは加齢による抗利尿ホルモンの分泌の低下が原因です。

 

 

いし 抗利尿ホルモン?

 

 

根来 はい。就寝時には、脳の下垂体から抗利尿ホルモンが分泌されます。抗利尿ホルモンには、尿細管に作用して水分の再吸収を促す働きがあり、尿量が抑えられるのです。

 

 

いし なるほど。

 

 

根来 抗利尿ホルモンが不足すると薄い尿がどんどん作られて、夜中でもトイレに行きたくなります。

Dr.negoro_Ill

いし やはり、老化現象ってことですか。

 

 

根来 まあ、アワエイジ世代なら自然な生理現象なので心配ありません。

 

 

いし ほっとするけど、ちょっとせつないなあ。

 

 

根来 規則正しい生活を心掛けて一日の リズムを体の中でつくってあげると、腎臓の働きもよくなって、抗利尿ホルモンが夜中に出やすくなってきますよ。

 

 

いし へぇ〜、そうなんですね。

 

 

根来 あと、注意して欲しいのは、夜中にトイレに行くときです。煌煌(こうこう)と明かりをつけてしまうと、睡眠を深くするために必要なホルモンのメラトニンが抑制されてしまうので要注意です。
フットライトなど薄明かりにするよう工夫してください。

 

 

いし 夜中は薄暗がりでトイレに行くようにします!
つまずかないように、まずは部屋を片付けとかないとね。

 

 

 

根来 それではみなさん、今日も素敵な1日を!

Dr.negoro_photo

 

取材・文/石丸久美子 撮影/森山竜男

<前の記事

<前の記事
第60回/腎臓の異常はオシッコでわかる!/Dr.根来の体内向上プロジェクト…

次の記事>

次の記事>
第62回/尿酸値が高くなるのは男性だけ?/Dr.根来の体内向上プロジェクト…

この連載の最新記事

睡眠&覚醒中枢を調整する眠り方教えます!/Dr.根来の体内向上プロジェクト

第95回/睡眠&覚醒中枢を調整する眠り方教えます!/Dr.根来の体内向上プロジェクト

脳のゴミ出し機能をフル稼働させる眠り方は?/Dr.根来の体内向上プロジェクト

第94回/脳のゴミ出し機能をフル稼働させる眠り方は?/Dr.根来の体内向上プロジェクト

脳細胞の陰の主役「グリア細胞」とは?/Dr.根来の体内向上プロジェクト

第93回/脳細胞の陰の主役「グリア細胞」とは?/Dr.根来の体内向上プロジェクト

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

OurAgeスペシャル