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寝る前のビタミンCで副腎の酸化を防ぐ!/Dr.根来の体内向上プロジェクト

根来秀行

根来秀行

1967年、東京都生まれ。医師、医学博士。この連載から生まれた『ハーバード&ソルボンヌ大学 Dr.根来の特別授業 病まないための細胞呼吸レッスン』『ハーバード&パリ大学 根来教授の特別授業 「毛細血管」は増やすが勝ち!』(いずれも集英社)が好評発売中。ハーバード大学医学部客員教授(Harvard PKD Center Collaborator, Visiting Professor)、ソルボンヌ大学医学部客員教授、奈良県立医科大学医学部客員教授、信州大学特任教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、世界の最先端で臨床・研究・医学教育にあたる。

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いし こんにちは。ぐうたらライターのいしまるこです。

ハーバード大学医学部教授・根来秀行ドクターによるweb連載第7弾「副腎年齢を若返らせる!」もいよいよ最終回ですよ。

 

 

根来 こんにちは。根来秀行です。ご多忙のみなさんに、簡単に実践できる副腎ケアをご紹介したいと思います。

 

 

いし いいですねー。副腎の大敵、ストレスに効くケアですか?

 

 

根来 そうですね。ちょっと復習すると、ストレスが続いてコルチゾールが過剰に分泌すると、体内のあちこちでフリーラジカルが大量に発生します。
若さを保つアンチエイジングホルモンのDHEAも浪費され体がさびつき、副腎疲労が進みます。

 

 

いし アドレナル・ファティーグですね。もう覚えましたよ。

 

 

根来 フリーラジカルの脅威から副腎を守るには、抗酸化作用ある食べ物を十分に取り入れることです。ここで問題です。抗酸化食材の目印は?

 

 

いし 鮮やかな色!

 

 

根来 ピンポン! 黄緑色や赤、紫などカラフルな色の食べ物を、積極的にとりましょう。(根来教授のアンチエイジングホルモン講座 第10回参照)

 

 

いし これはすぐにできますね。他には?

 

 

根来 寝る30分くらい前にビタミンCを補給するのもおすすめです。
寝ている間のコルチゾールによる体の酸化を防いでくれます。

 

 

いし へぇー。レモンとか?

 

 

根来 レモンなどの柑橘系は覚醒作用があるので、寝る前にとるには不向き。
ビタミンCの宝庫ともいわれるローズヒップのハーブティがおすすめです。

Dr.negoro_Ill

 

根来 ローズヒップのビタミンCはレモンの20倍ともいわれ、加熱しても壊れにくいので、ホットで飲むとよいでしょう。

 

 

いし ローズヒップティにハチミツを入れて飲むとおいしいですよね!

 

 

根来 いいですね。風邪予防にもなるので、この季節にぴったりです。
あとは、酸化した食べ物をできるだけ避けることも大事です。時間の経った揚げ物、コンビニやファストフードの食品添加物の多い食材、加工食品は酸化度が高いので控えたいものです。

 

 

いし 気をつけます!

 

 

 

根来 それではみなさん、春はもうすぐそこです。お元気で!

 

 

 

 

Dr.negoro_photo

 

 

次回からは、「心臓年齢を若く保つ」シリーズがスタートします。お楽しみに!

 

取材・文/石丸久美子 撮影/森山竜男 イラスト/浅生ハルミン

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