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メラトニンが、寝ている間に老化の元凶を退治する!

根来秀行教授

根来秀行教授

1967年生まれ。
ハーバード大学医学部内科客員教授、ブリュッセル自由大学医学部内科客員教授、パリ大学医学部客員教授、ミラノ大学客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。
世界で活躍する気鋭の医学博士。

根来教授

 

いし こんにちは。ずっと寝ていたいのに、眠りが浅いぐうたらライターの

いしまるこです。先週に引き続き、睡眠がテーマですよ。

 

根来 こんにちはいしまるこさん。先週、7時間睡眠宣言をしていましたが、
実行できていますか?

 

いし えっとー、うっかりしていたんですけど、そういえば私、寝つきが悪いんでした。早く床についてもなかなか眠れず、つい朝寝坊してしまいまがちでして。

 

根来 おやおや、それはいけませんね。起床時間が遅くなると、メラトニンの分泌も乱れ、昼夜逆転していきますよ。

 

いし ぎょぎょっ。

 

※メラトニンは眠りを誘い、体の自然治癒力を高めるアンチエイジングホルモン。成長ホルモンの分泌を促すので、同じ時間帯に分泌されると、相乗効果で眠りの質が高まります。メラトニンは朝日を浴びて15〜16時間後くらいに増え始め、その数時間後にピークを迎えます。一方、成長ホルモンは眠りが深くなる寝入りばなの3時間がピークとなります。

 

ハーバードエンブレムイメージ

 

 

根来 2つのホルモンの分泌のピークを同じ時間帯にして有効活用するには、
朝6〜7時に起きて夜11〜12時に眠るのが理想的。23時〜深夜3時ごろに、
2つのホルモンのピークが重なるゴールデンタイムを迎えることができます。
成長ホルモンとメラトニンの一日の分泌サイクル

ホルモン分泌サイクルグラフ

 

いし でも日付が変わる前に寝られるかなあ。〝寝よう寝よう〟と思うと余計
目が冴えちゃって。

 

根来 遅くまで起きている習慣が身についている人は、「早寝しよう」と思っても
そう簡単には眠れないですよね。そういう場合は多少睡眠不足になっても、
まずは〝早起き〟してみてください。とにかく朝は6〜7時に起きて活動すれば、自然と夜は眠くなり早寝になりますよ。自分の意思で眠るのはむずかしいけど、起きることはできるはず。

 

いし ハッ、確かに!

 

根来 メラトニンはアンチエイジングホルモンとしても秀逸で、最強の
抗酸化作用を持っています。老化の元凶といわれるフリーラジカル(活性酸素
などの老廃物)を掃除してくれるし、免疫力を強化する働きもあるんですよ。

 

いし 「風邪は寝て治せ」と言われるのは、
睡眠中にメラトニンが免疫力を強化してくれるから?

 

根来 ご名答。メラトニンがよく分泌されれば、がんの予防にもつながると
考えられています。ただ、残念ながら、メラトニンもまた、加齢とともに
減っていくんです。

 

いし それならメラトニンのサプリを飲めばいいのでは!?

 

根来 ホルモンを外から大量に入れると、自力での分泌を低下させます。
睡眠薬のような副作用はないので、時差ぼけや一時的な不眠に1週間程度
使うには有効ですが、長期的な使用はすすめません。
サプリに頼る前に〝早起き早寝〟ですよ。

 

いし よしっ。まずは早起きから始めます!

 

根来 それでは皆さん、今日も素敵な1日を!

根来先生

 

 取材・文/石丸久美子 撮影/角守裕二 イラスト/浅生ハルミン

 

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