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毛細血管の増やし方、教えます!/Dr.根来の体内向上プロジェクト

根来秀行教授

根来秀行教授

1967年生まれ。ハーバード大学医学部内科客員教授、パリ大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、世界を股に掛け活躍する気鋭の医学博士。

 

いし こんにちは、ぐうたらライターのいしまるこです。
前回、血管が体年齢を若返らせる、中でも毛細血管がアンチエイジングの鍵になると学びましたね。そこで今回は、自分でできる毛細血管ケアについて教えていただきますよ。

早速ですが根来先生、毛細血管は加齢とともに減るけれど、増やすことも可能だと、おっしゃっていましたよね。

 

根来 ハイ。その通りです。筋肉を鍛え、有酸素運動をすることで、
眠っていた毛細血管が酸素や栄養などを筋肉に運ぶために目覚め、
運動を継続すれば新しい毛細血管が作られることがわかっています。

 

いし 具体的にはどれくらいの運動量が効果的ですか?

 

根来 筋トレ5分+ウォーキング15分でいいから、できるだけ毎日続けるといいですね。筋トレといってもダンベルやマシンを使う必要はなく、腕立て伏せ、腹筋+背筋、スクワットを日替わりで行えばよいので道具いらずです。
(詳しくは『根来教授のアンチエイジングホルモン講座第24回「根来式 筋トレ術」伝授します!』を)

 

筋トレで成長ホルモンが出ている間に、続けて15分以上ウォーキングすれば、脂肪燃焼効果もありますよ。

Dr.negoro_イラスト

 

いし 運動以外に気をつけることは?

 

根来 血管のメンテナンスは夜、眠っている間に行われます。
運動による成長ホルモンは5〜6時間分泌が続くので、12時就寝の人なら、夕方6時頃に運動を行えば、睡眠中に体の修復・再生が進み、血管も丈夫になります。睡眠時間は7時間が理想的。12時に寝たら7時に起きること。
起床・就寝時間を一定にすることが、質のよい睡眠を得る秘訣です。

 

いし 普段のちょっとした心掛けで毛細血管力が増やせるんですね!

 

〈次回も根来教授が血管若返りケアについてレクチャー! お楽しみに。〉

 

 

根来 それでは皆さん、今日も素敵な1日を!
 

Dr.negoro_0332 

 

 

取材・文/石丸久美子 撮影/角守裕二 イラスト/浅生ハルミン

 

 

 

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