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胃腸年齢が若さを左右する!/Dr.根来の体内向上プロジェクト

根来秀行教授

根来秀行教授

1967年生まれ。ハーバード大学医学部内科客員教授、パリ大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、世界を股に掛け活躍する気鋭の医学博士。

 

いし 冬将軍の到来とともに戻って参りました。ぐうたらライターいしまるこです。寒さとともに胃腸の働きも鈍りがちですね。
そこで今回の連載テーマは

「胃腸年齢」

でございます。
アワエイジ世代になると、胃腸の不調を訴える人が増えますが、いしまるこも40代に入ったあたりから、どうも胃がもたれやすくって。
根来教授、一体全体どういうことなんでしょう?

Dr.negoro_イラスト

 

 

根来 40代以降は胃粘膜や胃液分泌線が萎縮して胃粘液が減るうえに、胃粘液の質も低下、胃の運動機能も落ちます。そのため消化活動が落ち、食べたものが長時間胃にとどまるため、胃の不調を招きやすいんです。

 

 

いし つまり、胃が老化してるんですね…。

 

 

根来 まあ、そういうことですね。胃が弱るとその分、腸に負担がかかり、消化吸収が低下します。すると、大腸に腐敗物やガスが滞留し、腸管の粘膜を通じて老廃物が全身を巡り、頭痛、肩こり、倦怠感などの不定愁訴が起こり、シミや肌荒れなど見た目の老化にもつながります。

 

 

いし あぅ。

 

 

根来 また、胃腸の動きは自律神経によってコントロールされているのですが、更年期には女性ホルモンの急減による影響で自律神経が乱れがち。
交感神経が優位になることで胃腸の粘膜が収縮し、そこに張り巡らされている毛細血管の血流悪化を招きます。その結果、胃炎や胃潰瘍、便秘、下痢、腸炎などにつながることもあるんです。

 

 

いし  あぅあぅ。

 

 

根来 腸管には体全体の7割ものリンパ組織が存在し、外敵から体を守る免疫組織の中心的な役割を果たしています。
ですから、腸の働きが悪くなると免疫状態も落ちて、風邪を引きやすくなったり、花粉症などのアレルギー症状が出やすくなったりするんです。

 

 

いし あぅあぅあぅ。

 

 

根来 胃腸は消化管の中枢であり、栄養を体内に取り込み、老廃物を体外に出すという生命活動の根幹にかかわる臓器です。
胃腸が元気になると、他の臓器の働きもよくなり、胃腸が弱ると他の臓器の働きも悪くなりますよ。

 

 

いし 食べ物の消化吸収って、小学校で習ったなあ。
基本中の基本で知っているつもりになっているけれど、意外とあやふやかも……。

 

 

根来 では「消化・吸収の流れ」をさらっとおさらいしておきましょう。

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