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胃もたれするときの対処法は?/Dr.根来の体内向上プロジェクト

根来秀行教授

根来秀行教授

1967年生まれ。ハーバード大学医学部内科客員教授、パリ大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、世界を股に掛け活躍する気鋭の医学博士。

 

いし では胃もたれを予防するには何に気をつければいいですか?

 

 

根来 ゆっくりよく噛んで食べることが大切ですね。
せかせか食べると胃粘膜から分泌されるはずの消化酵素が出ないので、消化活動によくありません。30回以上噛むと、唾液腺からSOD(スーパーオキシドディスミュターゼ)という抗酸化力を高める酵素が出て、胃腸に対する負担を減らしてくれます。

 

 

いし 胃の不調を訴えると、ピロリ菌の検査をすすめる医師も多いですね。ピロリ菌って、名前はかわいいけれど、どんな菌なんですか?

 

 

根来 ピロリ菌は1984年に人の胃から発見された細菌で、多くは幼少期に飲み物や食べ物から感染します。胃粘膜に住み着き、増殖すると胃炎を引き起こし、病気につながることもあります。
2013年からは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍だけでなく、慢性胃炎にもピロリ菌除菌治療の健康保険が適用になりました。

 

 

いし ピロリ菌がみつかったら除菌したほうがいいんですか?

 

 

根来 ピロリ菌がたくさんみつかった場合、胃粘膜細胞に有害な影響を与えてしまう可能性は高くなるので、除菌も有効かもしれません。ただ、中には薬が効かず除菌ができないケースもあるんですよ。

 

 

いし そうみたいですね。副作用も心配だなあ。

 

 

根来 強力な抗生物質を使うため、下痢や味覚障害、逆流性食道炎などの副作用も報告されています。まだ新しい治療法なので、レーシックと同じでこれからデータが蓄積して、より正しいことがわかってくると思います。
除菌によるリスクも理解したうえで、ひとつの選択肢として慎重に検討されるとよいでしょう。

 


いし
 除菌自体の胃への負担も考慮して、選択するってことですね。

 

 

 

 

 

根来 それではみなさん、今日も素敵な1日を!

 

 

 Dr.根来_goodday

 

 

 

取材・文/石丸久美子 撮影/角守裕二 イラスト/浅生ハルミン

 

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