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生きた乳酸菌のほうがいいって本当!?/Dr.根来の体内向上プロジェクト

根来秀行教授

根来秀行教授

1967年生まれ。ハーバード大学医学部内科客員教授、パリ大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、世界を股に掛け活躍する気鋭の医学博士。

 

いし こんにちは、ぐうたらライターのいしまるこです。
早速、「胃腸のウワサ」を根来教授に徹底検証してもらいますよ。今回のお題は、「やっぱり生きた乳酸菌のほうがいい?」です。

 

 

根来 最近、生きたまま腸に届く腸内細菌〝プロバイオティクス〟 を含むヨーグルトや乳酸菌飲料がたくさん出回っていますものね。

 

 

いし そうなんです。やっぱり生きたまま届くほうがいいイメージがありますが、実際のところはどうなんでしょう?

 

 

根来 死んだ菌でも腸での刺激になりますし、死んだ菌が生きた菌より劣るというデータもありませんよ。

 

 

いし ふうん、そうなんですね。

 

 

根来  それにいくら優秀な善玉菌だとしても、ひとつの種類だけを摂り続けると、その菌が過剰になって腸内フローラのバランスを崩すこともあります。

 

 

いし ほぉ。

 

 

根来 ヨーグルトにしてもチーズにしても、ひとつに決めないで、いろいろな種類を食べて、いろいろな菌を取り入れるようにするといいでしょう。

 

 

いし そのほうが飽きないし、習慣化できそう。

Dr.negoro_ill

いろいろな種類のあるチーズ。食べることも楽しんで!

 

 

いし ここ数年、日本古来の発酵食品も再注目されていますね。

 

 

根来 僕もいいと思いますよ。納豆、漬け物、味噌、しょうゆなど、和食には日本人に馴染み深い乳酸菌をたっぷり含んだ発酵食品がたくさんあるので、是非見直してみてください。

 

 

いし 腸によい食べものということでいえば、食物繊維がはずせないと思いますが、「毎日緑黄色野菜を300g食べていれば便秘しない」という説はどうでしょう?

 

 

根来 緑黄色野菜には善玉菌の栄養源となる食物繊維が豊富に含まれており、便秘の解消に役立ちます。ただ、緑黄色野菜だけをたくさん摂っても、便秘を予防できるとはいえません。

 

 

いし ふむふむ。

 

 

根来 食物繊維には水に溶ける水溶性と水に溶けにくい不溶性の2種類があり、この2つをバランスよく摂ることが肝心です。

 

 

いし 水溶性と不溶性では働きが変わるんですか?

 

 

根来 水溶性食物繊維は粘着性があり、便をやわらかくしてお通じをスムーズにします。食後の血糖値の急上昇を抑えたり、コレステロールを体外に排泄する働きもあるんです。

 

 

いし では、不溶性にはどんな働きがあるの?

 

 

根来 不溶性食物繊維は水分を吸収してふくらみ、腸壁を刺激してお通じを促します。

 

 

いし 緑黄色野菜はどっちのタイプの食物繊維が多いんですか?

 

 

根来 緑黄色野菜には不溶性食物繊維が多いのですが、不溶性ばかりを摂りすぎると便が固くなり、かえって便秘が悪化することもあるんです。

 

 

いし 確かに、ベジタリアンで便秘の人って、意外といるんですよー。

 

 

根来 水溶性と不溶性は2:1の割合で摂ると効果的ですよ。

 

Dr.negoro_表

 

 

 

 

 

根来 それではみなさん、今日も素敵な1日を!

 

 

 Dr.根来_goodday

 

 

 

取材・文/石丸久美子 撮影/角守裕二 イラスト/浅生ハルミン

 

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