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コリをほぐす自律神経ケア!/Dr.根来の体内向上プロジェクト

根来秀行教授

根来秀行教授

1967年生まれ。ハーバード大学医学部内科客員教授、パリ大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、世界を股に掛け活躍する気鋭の医学博士。

 

いし こんにちは。ぐうたらライターのいしまるこです。

前回、根来教授に出していたただいたやる気を出す処方箋のおかげですっかり仕事もはかどっています。では早速、みなさまから寄せられた自律神経の不調によるお悩みを解決する自律神経ケアを根来教授に伝授していただきます。

 

 

根来 こんにちは、根来秀行です。いしまるこさんのやる気が出たみたいで、よかったです。

 

 

いし はい! 張り切ってまいりますよ。今回のお悩みは大阪府境市にお住まいのJ子さん。「いつも体がガチガチで肩や首、背中のコリがとれません…」というお悩みです。一緒ですう。いしまるこも年中コリに悩まされていますよ。

 

 

根来 肩コリや腰痛が慢性化している人は交感神経過多で体がこわばっている可能性もあります。

 

 

いし コリがひどいと眠れないこともあるんですけど、それは交感神経が立ち過ぎているんですね。では処方箋をお願いします。

 

 

根来 筋肉を伸ばすと副交感神経が優位になるので、ストレッチを習慣づけるといいんですよ。処方箋としては

「入浴後の背骨のばし」

です。
Dr.negoro_photo

 

 

いし とくに背骨を伸ばすのがいいんですか?

 

 

根来 はい。背骨をゆっくり伸ばすと、脊髄の毛細血管が流れやすくなりますし、自律神経のバランスもよくなるんです。

 

 

いし いつ行うのが効果的ですか?

 

 

根来 血行が良くなっている入浴後に行うのがとくにおすすめです。
筋肉を伸ばしているときは息を止めないで、ゆっくりと呼吸を繰り返すこと。背筋の伸びを感じながら、無理せず気持ちいい範囲で行って。毎日続けていると、少しずつ前屈が深まり、体が柔軟になっていきます。

 

 

Dr.negoro_ill

1
脚を肩幅より広めに開いて、右足に向かって前屈し、そのまましばらくキープ。左足も同様に行います
2
床に座って、両足の裏をつける。両手でつまさきをつかみ、股を開く感じで、上半身をゆっくり前に倒して、そのまましばらくキープ

 

 

いし これは簡単だし、なにより気持ちいいですね。
ではコリをほぐすおすすめのアロマは?

 

 

根来 ローズゼラニウムは自律神経のバランスを調整し緊張をやわらげます

 

 

いし その名の通り、バラの香りに似ていますよね。

 

 

根来 そうですね。ホルモンの働きも調整するので、更年期のさまざまな症状の改善に役立ちます。また、少しスパイシーな香りのマジョーラムは筋肉痛やけいれん、関節痛に効くと言われています。
ただし、いずれも妊娠中は控えたほうがいいでしょう。

 

 

いし お風呂上がりにアロマを炊きながら、背骨を伸ばすのもいいですね。
 

 

 

 

 

 

 

(注;持病のある人や妊娠中の人がアロマセラピーをおこなう場合は、かかりつけ医に相談してください)

 

 

 

 

 根来 それではみなさん、今日も素敵な1日を!

 

 Dr.negoro_photo

 

 

 

取材・文/石丸久美子 撮影/森山竜男 イラスト/浅生ハルミン

 

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