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「痔」かも!?あなたのおしりは大丈夫?②治療と予防

野澤真木子さん

野澤真木子さん

医療法人社団桃仁 日本橋レディースクリニック院長。日本大腸肛門病学会指導医。杏林大学医学部卒業後、同大学第一外科、松島病院、松島ランドマーククリニック院長などを経て、女性専門肛門科・胃腸科のクリニックを開業。クリニックには食物繊維豊富なメニューを提供するカフェも併設

じつは悩んでいる人が多い痔。

病気についてくわしく知った前回につづき、今回は治療法や予防法について紹介していきます。

 

痔 を治すには
ひどくしないためにも早めの治療が肝心です!

 

痔の種類や程度によって治療法はさまざまですが、食習慣、生活習慣の見直し、排便を整えることが基本となります。
投薬では外用薬のほか、便秘や下痢を合併する場合は整腸剤の内服も必要となります。また症状が改善しない場合は手術となりますが、なかには手術を希望しない人もいるため、その場合は薬を使用しながら経過観察することもあります。しかし、痔が原因で貧血になったり、日常生活に支障が出る場合、裂肛を繰り返して肛門が狭くなっている人、痔ろうの人の場合は手術が必要になります。痔核の場合は切らずに治すといわれる「注射療法」もありますが、この注射療法はどんなタイプの痔核にも効果が得られるわけではありません。

 

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MyAge世代は要注意!
大腸がんと痔の症状は
よく似ている!?

必ずしも赤い色の出血=痔とは限りません。「痔だと思っていたら大腸がんだった」というケースもあるからです。
大腸がんは今や女性のがんの死亡原因の第1位ですが、早期発見、早期治療によって治る確率が高い病気です。出血や便の異常に気づいたときには迷わず受診を!

 

再発 を予防するために
おしりに優しい生活習慣を心がけよう

いったん治っても、痔は繰り返しやすい病気。便秘や下痢、下半身の血行不良が気になる人は、この機会に生活習慣を見直しましょう。排便習慣が整えば、痔の再発を予防できます。アルコールは痔核のうっ血や下痢を招き、刺激物は肛門の傷にしみるので、飲酒と辛い食べ物はほどほどに!

 

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治療+生活習慣の見直しで解決しましょう

「羞恥心から受診をためらう人もいると思いますが、最近は女性専用の外来日を設けるクリニックが増えています。家の近くにないか調べて、問い合わせてみるといい
でしょう」と野澤先生。

「医療機関を受診する時間がない場合は、市販薬を1週間くらい試してもいいですが、症状が改善しないときや、出血が認められる場合は早めに受診しましょう」

 

痔の治療は、まずは生活&排便習慣を見直すことが基本になります。いったん投薬で改善しても、痔になりやすい生活を続けるかぎり、再発しやすいからです。
「一日の終わりにはシャワーよりもお風呂で温まり、血行を促しましょう。また、便秘や下痢に注意して、排便時間は短めに! 温水洗浄便座を使う際は低めの温度と
ソフトな水流で、洗いすぎずに短時間ですませましょう」
そして、いちばん重要なのは歯磨き粉程度の軟らかさの便をスルッと出すこと。それには腸内の善玉菌を増やす食事が決め手です。
「食物繊維(根菜や海藻、きのこなど)と水分をしっかりとるようにしてください。食物繊維には便のかさを増やし、軟らかくする作用や、腸のぜん動運動を活発にす
る働きがあります。また、ヨーグルトに含まれる乳酸菌とビフィズス菌は腸内環境を整えてくれます。オリーブオイルもおすすめです。排便を整えることがおしりの健康
につながります!」

 

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イラスト/かくたりかこ 取材・原文/大石久恵

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