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イタリアの暮らしを自宅で―カフェのある時間

竹村和花

竹村和花

ミネラル水鑑定士協会(イタリア)公認水ソムリエ&水鑑定士(n.2689
2004年より 社)日本温泉協会にて6年間温泉コラムを連載。取材活動を通して日本の温泉が抱える源泉問題を知る。
2008年EUの地下水源の実情と法環境を取材調査するため現地に活動拠点を移す。
2019年フィレンツェ大学法学部で就学後、一時帰国中にミラノがロックダウン。
現在は日本からイタリアの生活で培った情報を発信中。
【所属】 社)日本旅行作家協会・正会員、温泉学会・理事

 

 

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ボンジョルノ!水ソムリエ&水鑑定士の竹村和花です。

第4波のコロナの感染拡大が止まりません。

外出や外食を控え自宅で過ごすことは、今できる最大の感染予防対策の1つ。

今日は、皆さまの自宅でイタリアの暮らし時間を体験し、

楽しんで頂くヒントをご紹介していきたいと思います。

 

 

<イタリア人とカフェ>

イタリア語でいう「カフェ(caffe)」とは、コーヒーのこと。

街で初めて会って、仲良くなった人に必ず言うフレーズの1つが

「今度は一緒にカフェに行こう」とか、

「次はカフェをおごるから、絶対に連絡してね」とか。

その場の雰囲気でつい調子よく口にする定番の挨拶です。

実際、そのあと一緒にカフェに行った友人の数は片手で数えられるほど。

でも毎回、別れ際にかわす挨拶に入ってくるのが、この「カフェ」という言葉。

 

イタリアの人々の伝統的なライフスタイルは、

朝、自宅でカフェとビスケットという簡単な朝食を済ませ、

仕事の前に行きつけのBAR(バール≒立飲み喫茶)でカフェを飲む。

その後も10時の休憩、ランチの後、3時のおやつ、

仕事の帰りに1日に何度もカフェを飲みます。

カフェを飲んでほうっと一息つくイタリア人の感覚は、

体感的には日本人がお風呂に入って寛ぐ感じに似ているかもしれません。

ほっとして、体の疲れが取れて、リラックスできる、そんな感じなのです。

 

<マキネッタで美味しいカフェを楽しむ>

竹村83カフェのある暮らし03 マキネッタ

さて、今回新しい棲家に引っ越して最初に購入したのが『マキネッタ』でした。

マキネッタは、自宅で手軽にエスプレッソが楽しめることから、

直火式エスプレッソマシンとも呼ばれるコーヒー器具です。

イタリア人の家には、ほぼ100%の確率で常備されていて、

私もフィレンツェの家では毎朝マキネッタでカフェを作るのが日課になっていました。

 

使い方は簡単で、まずは一番下のボイラー部分に水を入れます。

次に、細挽きのコーヒー豆をバスケット部分に入れ、しっかり蓋を締めます。

豆の量は1杯につき7gが目安ですが、あとはスプーン2杯だったり1杯半だったり

抽出される味を見ながら好みで加減します。

豆を入れたら、マキネッタを弱火にかけて沸騰させ、

サーバー部分に抽出されるのを待ちます。
抽出が始まるとボコボコという音がしてくるので、音を聴きわけていきます。

ボイラー部分の水は、抽出によって全てサーバーに移りますので、

吹きこぼれや長時間の空焚きには注意してくださいね。

また、日本のガスコンロにはマキネッタ・サイズがないので、

写真のようなミニ五徳を置いて火にかけると安定します。

 

 

<マキネッタの選び方>

竹村83カフェのあある暮らし04 イタリア式朝食

今回Amazonで購入したマキネッタは、現地価格とほとんど変わらないお値段で、

イルサの3人用(ステンレス製/5,000-6,000円)のものでした。
日本で流通するコーヒーメーカーとマキネッタの違いは、コーヒーの抽出量に幅がないことです。
コーヒーメーカーなら2~5人分といったふうに、必要な人数に合わせて都度調整できますが、

マキネッタは3人用と書いてあったら、エスプレッソ(1人50cc)×3人分の150ccしか抽出できません。

そのためマキネッタを選ぶときは、どういったスタイルでカフェを楽しむのか?を、

はっきりさせておかないと面倒なことになります。
エスプレッソ好きの方で、常に家族で楽しむのであれば人数分ぴったりの量を。

ミルク多めのカフェ・ラテを2人で楽しむなら1~2カップ用で十分です。

 

私の場合、朝淹れたカフェの残りは遮光瓶に密封して冷蔵庫に入れ、

午後の珈琲タイムにミルクベースの冷たいカフェ・ラテにして飲み切ります。
いずれにしても、マキネッタを選ぶということは、

自分がどんな風に誰とカフェを楽しむのか?

暮らしのスタイルを決める、ということなのです。

 

 

<イタリアの大地が生むイタリアの水―本格的な味を楽しむ―>

フィレンツェ市の場合、日本と同じように水道水の水が飲料水として使えるため、

カフェを淹れるにも料理を作るにも水道水を使います。

トスカーナ州の場合、水道水質は住所ごとにデータ確認することができます。
私の家のエリアではpH7.4、アルカリ度194、硬度18。

民営化された水道会社のサイトでは、水に含まれている蒸発残留物の総量や

主な構成成分などを見ることができます。

なので、もしマキネッタを使ってフィレンツェのお家カフェを再現するなら、

pH7.4、アルカリ度194、硬度18(=軟水)。

主な構成成分であるカルシウム;53mg/ℓ、塩化物;41㎎/ℓ、硫酸塩:44mg/ℓ、ナトリウム:27mg/ℓ

に似たミネラル水でカフェを作れば、より本格的なフィレンツェの味に仕上げることができます。

 

水の味は野菜と同じように、その国その土地の大地から生まれてくるものです。

そのため、イタリアで飲むカフェの、あの苦みの少ない味わい深いカフェを日本で再現するなら、

やはりイタリアのミネラル水で入れて頂くのがベストです。

いくらイタリアンブレンドやイタリアンローストの豆を使ってマキネッタで抽出したとしても、

基本イタリア水でなければ現地の味とは程遠いものになってしまうのは仕方のないことなのです。

水は飲料水であると同時に、調理水としての機能も持ち合わせています。
マキネッタを手にしたら、ぜひ一度はイタリアのミネラル水で珈琲を抽出し、

イタリアの暮らし時間を体験してみて下さいね。

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