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脳神経へのダメージを減らす食生活とは?/認知症を防ぐ食べ方ルール③

今野裕之さん

今野裕之さん

Hiroyuki Konno

ブレインケアクリニック名誉院長。一般社団法人日本ブレインケア・認知症予防研究所所長。精神科医として働くかたわら、抗加齢医学(老化予防)や栄養療法を学ぶ。アメリカで注目の、アルツハイマー病の画期的治療プログラム「リコード法」の日本初の認定医

今回は、認知症リスクを高める脳の老廃物を減らす方法や、さらに、脳神経の糖化、酸化、炎症を起こさない食生活について、お話を伺いました。

 

認知症リスクを高めるホモシステインに注意

 

認知症の発症と大きくかかわっているということで、近年注目を集めているのが血液中のホモシステインと呼ばれる物質。ホモシステインが血液中に増えると、脳の老廃物の蓄積が促され、神経細胞にダメージを与える原因となります。実際、認知症患者の血液中の値は正常な人の2倍との結果が。

 

「ホモシステインとは、『悪玉化したアミノ酸』のことで、食事からとったタンパク質をエネルギーとして利用し、筋肉や骨、ホルモンなどを作る過程でどうしても生成されてしまうもの。タンパク質を摂取する以上、生成を止めることはできません」と今野先生。

それではあきらめるしかないのかというと、そんなことはありません。

 

ホモシステインを代謝し、無毒化する葉酸、ビタミンB6、B12などをしっかりとることで、老廃物の蓄積を減らすことができます」

 

糖化・酸化・炎症を起こさない食生活に

 

脳の神経細胞にダメージを与えるリスクはほかにもいろいろあります。

 

糖化は、糖質の過剰摂取などによって、血液中の糖の過剰な状態が長く続くことにより、余分な糖が体内のタンパク質と結びついて細胞を老化させる現象。脳の神経細胞にダメージを与えるほか、血管を硬くもろくして、脳血管性認知症の要因にもなります。

 

 

また、酸化・炎症は体内で発生した活性酸素が大きな原因となって脳の細胞や血管を傷つけます。活性酸素の発生には、ストレスなど食事以外の要因も大きいですが、ビタミンCやEといった抗酸化成分の摂取不足や、添加物の過剰摂取も大きく関係しています。

 

さらに、脳細胞や脳内の神経伝達物質を作る材料となる栄養が不足することで、脳機能が低下する場合も。

 

次回は、いよいよ積極的に摂取したい脳活食材についてご紹介します。

 

撮影/三木麻奈 料理/舘野真知子 スタイリスト/サイトウレナ 構成・原文/瀬戸由美子

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