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食用ほおずきは可愛くておいしいスーパーフード

山田玲子

山田玲子

料理研究家

浜田山・麹町にて料理教室「Salon de R」を主宰。女性の美と健康を考えた、おしゃれなメニューを数多く提案する。

また、「食することは人の輪なり」をモットーに、国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている。

近著に全文英訳付きレシピ本『おにぎりレシピ101』(ポット出版)がある。

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可愛くておいしいスーパーフード

食用ほおずき

 

 

ほおずきと言えば、鑑賞用にドライにしたものや、夏のほおずき市で見かける鉢植えを思い浮かべる方が多いことでしょう。幼い頃に実の中身をだして、皮を笛のようにして遊んだ経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか? でも、「食べてはダメよ」と言われた記憶がなんとなく残っていますよね。

 

ところが最近、レストランなどでほおずきを見かけることが多くなっています。地方に仕事で行くと、道の駅などで売られているのを見かけることもあります。でもそれは、「食用ほおずき」と呼ばれるものなのです。

鑑賞用ほおずきは、熟すと、がくが緑色から鮮やかなオレンジ色になり、実もオレンジ色。一方、食用ほおずきは、がくも実も黄色で、がくは薄い紙のよう。観賞用のほおずきとは見た目も大きく違います。

 

食用ほおずきは、南米ペルー原産でのナス科の植物。フランスやイタリアでは昔から食材として栽培されていたそうです。女優で、後にモナコ公国の公妃となったグレース・ケリーも食用ほおずきがとてもお気にいりだったとか!

 

食用ほおずきは、見た目は黄色がかったオレンジ色のプチトマトみたいですが、その芳醇な味わいにはビックリ! マンゴーやライチを思わせるトロピカルフルーツのような味わいで、ジューシー。甘み、酸味なども感じられ、今まで味わったことのない新感覚のおいしさです。

 

さらに嬉しいことに、「スーパーフード」とも言われているくらい、美と健康にうれしい成分がたっぷり入っているのだとか。

アンチエイジングの要と言われる高い抗酸化作用を持ったビタミンAやビタミンC、健康な血液に欠かせない鉄分などが多く含まれています。また、ちょっと聞きなれない名前の、イノシトールと呼ばれるビタミン様成分も含まれているとのこと。イノシトールは「抗脂肪肝ビタミン」とも呼ばれています。脂肪の流れを良くして、肝臓に余分な脂肪が蓄積しないようにコントロールする働きを持っており、動脈硬化予防などの効果が期待されているそうです。

 

 

そのまま食べてもおいしいですし、チーズにもよく合います。今回、私はピュレにしてブランマンジェにかけてみました。レッスンでは生徒さんたちが「これ何ですか?」と興味津々。すっかりクラスの人気になりました。

 

材料

食用ほおずき……500g

グラニュー糖……150g

レモン汁……1個分

 

作り方

①ほおずきはがくからはずして(皮はそのままでOK)鍋に入れ、グラニュー糖を加えてしばらくおいておく。

②水が出て来たら、レモン汁を加え、20分くらい煮る。

 

 

 

見た目にも色鮮やかで、食卓がぱっと華やぎます。簡単なのでぜひお試しを!

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