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辛さ控えめ! わさびの爽やかな風味を楽しむ「おにぎり」

山田玲子

山田玲子

料理研究家

浜田山・麹町にて料理教室「Salon de R」を主宰。女性の美と健康を考えた、おしゃれなメニューを数多く提案する。

また、「食することは人の輪なり」をモットーに、国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている。

近著に全文英訳付きレシピ本『おにぎりレシピ101』(ポット出版)がある。

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知人から、自生のワサビをいただきました。

生わさび

 

わさびは多年草で、1年中収穫することができますが、旬は12月から2月と言われています。というのも、わさびは秋から冬にかけて茎に栄養を送るため、辛みが強くなるからです。そして、花を咲かせる2月頃になると、花と種子に栄養を届けるため、辛みは弱くなるのだそうです。

 

わさびと言えば、その抗菌作用がよく知られていますね。わさびの主な辛み成分である「アリルイソチオシアネート」の働きで、食中毒の原因となる菌の繁殖を抑える効果があるそうです。お刺身やお寿司など、生の魚に使用するようになったのは、この効果のためでしょう。

 

また、最近では、血流を改善して血栓を予防する効果や、活性酸素を抑える働きをもつ成分が含まれているという研究結果も話題になっています。

擦ったわさび

 

辛みが特徴のわさびですが、実はそのまま食べてもあまり辛みはなく、擦ることで細胞が破壊されて辛みが出てきます。鮫皮を使ってきめ細かく、なめらかに擦ると辛みも香りも際立ちます。

 

今回のおにぎりには、逆に、辛みは抑えて、爽やかな香りを楽しみたいので、粗めに刻んでいます。シャキシャキとした食感もよいアクセントになります。忙しいときや、ちょっと食欲がない、というときにも食べやすいのでおすすめです。

わさびのおにぎり

 

わさびのおにぎり

 

【作り方】

ご飯をボウルに入れます。刻んだわさび、削り節、しょうゆをお好みの分量加えたら、さっと混ぜてから握ります。お好みでのりを巻いてもよいでしょう。

 

ピリッとした辛さがご飯のほんのりとした甘みとよく合います。ちょっとクセになる味のおにぎりです。かつお節のほか、ゴマやじゃこ、もみのりなどを合わせても、おいしくできます。

 

 

 

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