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栄養たっぷりのピータンでおしゃれな前菜

山田玲子

山田玲子

料理研究家

浜田山・麹町にて料理教室「Salon de R」を主宰。女性の美と健康を考えた、おしゃれなメニューを数多く提案する。

また、「食することは人の輪なり」をモットーに、国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている。

近著に全文英訳付きレシピ本『おにぎりレシピ101』(ポット出版)がある。

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先日、仕事で北京に行きました。現地でいただいたピータンがとてもおいしかったので、買ってきました。

 

ピータンは中華食材の1つ。前菜としてよくいただきますよね。一般に、ピータンと言えばアヒルの卵……ですが、実は、ニワトリやうずらの卵で作られる場合もあり、卵を「独特の製法」によって調理した食材といった意味合いで使われることもあるようです。

 

そう。ピータンの製法はとてもユニーク。卵をアルカリ性成分の灰や泥や植物などを混ぜたものの中に入れて、数カ月かけて発酵・熟成させます。見た目は、白身も黄身も黒くゼリー状に固まったものという感じ。アンモニアや硫化水素などのような独特の匂いがあり、この匂いがちょっと苦手……という方も多いですね。

 

でも、その栄養価は驚くほど。一般的な鶏卵も栄養豊富なことで知られていますが、あひるの卵を発酵・熟成させたピータンはそれ以上。タンパク質やビタミンA、ビタミンE、鉄分などが多く含まれています。

 

タンパク質は筋肉や肌などの体づくりに欠かせない栄養素。ビタミンAは、粘膜の状態を良好に保ち、免疫力のアップに役立ちます。また、ビタミンEは老化の原因となる酸化の予防、血流改善などの働きがあります。鉄は血液の材料となって貧血を予防し、血色をよくするほか、疲れにくい体づくりに役立つなど。元気ときれいに欠かせない栄養がぎっしり詰まっていますね!

 

今日は簡単にできるピータンの前菜をご紹介します。香味野菜とコクのあるたれを組み合わせているので、独特の匂いもぐっとマイルドに。ちょっと苦手かな…と思っていた方も、ぜひ、お試し下さい!

 

 

ピータンの前菜

材料

ピータン……2個

ピーナッツ(叩く)……50g

万能ねぎ(みじん切り)……大さじ2

しょうが(みじん切り)……大さじ1

きゅうり……1本

Aしょうゆ……大さじ1と1/2

A 酢……大さじ1

A ごま油……大さじ1

A 豆板醤……小さじ1

 

作り方

①ピータンは殻をむき、ざく切りにしてしばらくおく。

②きゅうりは皮をむいてからたたき、厚さ1cmに切る。

④Aの調味料を混ぜ合わせ、①②と、ピーナッツ、万能ねぎ、しょうがとあわせる。

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