「ペニンシュラ」の中国料理が特別な理由

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フードライター&エディター、ラジオコメンテーター。横浜生まれ。「Hanako」からスタートし、店取材を続けること20年。料理の基礎知識を身に付けたいと一念発起、27歳で渡仏。4年の滞在の間にパリ商工会議所運営のプロフェッショナル養成学校「フェランディ校」で料理を学び(…かなりの劣等生だったものの)、フランス国家調理師試験に合格。レストランはもちろん、ラーメンや丼メシ、スイーツの取材にも意欲を燃やし、身を削って(肥やして!?)食べ続ける毎日。

今年、開業90年を迎える「東洋の貴婦人」

 

まだ香港に行ったことがないという方でも、「ザ・ペニンシュラ香港」というホテルの名前を耳にしたことがない人はいらっしゃらないのではないでしょうか。1997年の香港返還以降も益々増え続けているホテル群の中で、唯一無二の存在であることは間違いありません。

 

19世紀初頭、まだ未開発の丘陵地帯が広がっていた九龍半島。海上貿易の重要な寄港地として徐々に街の形を成していき、1898年にはスターフェリーが開通、1916年にはロンドンにまで通ずる九廣鐡路が竣工されました。第13代イギリス総督ネイザン卿は、何もない荒地に1本の道路を建設。これが今現在も賑やかさを誇る彌敦道(ネイザン・ロード)で、特に海岸線に近い尖沙咀(チムサーチョイ)エリアは当時、「ゴールデンマイル(黄金の1マイル)」と呼ばれ、人も店も物もありとあらゆるものが集まっていたといいます。

 

 

1928年12月、その九龍半島の先端に建てられた白亜のホテルが「ザ・ペニンシュラ香港」。港に入る貿易船と旅客たちがその凛とした姿を見て抱いたであろう感動は、「東洋の貴婦人」というニックネームにもよく現れています。

 

 

開業90年を迎える今でも、その「特別感」は変わりません。人懐こい笑みを浮かべるページボーイに迎えられて足を踏み入れるコロニアルスタイルの「ザ・ロビー」は、ため息をつきたくなるような壮麗な空間。「あぁ、香港にいるんだな」としみじみ思う瞬間です。

 

 

 

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