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夏の疲れを癒す、「健康野菜」モロヘイヤ

山田玲子(やまだ れいこ)

山田玲子(やまだ れいこ)

料理研究家

浜田山・麹町にて料理教室「Salon de R」を主宰。女性の美と健康を考えた、おしゃれなメニューを数多く提案する。

また、「食することは人の輪なり」をモットーに、国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている。

近著に全文英訳付きレシピ本『おにぎりレシピ101』(ポット出版)がある。

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夏の疲れを癒す、「健康野菜」モロヘイヤ

 

 

9月に入り、すっかり涼しくなりましたね!

 

夏の強い日差しで受けたお肌のダメージが気になるという方、急な気温の変化や雨続きの毎日に体がついていかず、体調が優れないという方も多いのではないでしょうか。そこで、今日は元気の出る野菜、モロヘイヤをご紹介します。

 

モロヘイヤは夏野菜。7月から9月くらいまで店頭でよく見かけます。ゆでるとネバネバするのが特徴。「ネバネバ系の野菜は体によい!」ということは、よく知られていますね。

 

モロヘイヤの原産地はエジプト。現地の言葉で「王様の野菜」を意味するそうです。古代エジプトにおいてどんな薬を飲んでも治らなかった王様の病が、モロヘイヤをスープにして飲んだらたちどころに健康を回復したという話もあるそうです。また、クレオパトラも「美容のために食べていた!」とのことです。

 

こうした健康・美容効果の秘密はその高い栄養価にあります。たとえば、アンチエイジング効果が期待されるカロテンの含有量は、野菜の中でダントツの1位! カロテンは、新陳代謝を正常に保ち、活性酸素を抑える働きがあるので、しみ、しわ、肌荒れなどを改善する効果が期待できますね。代謝を助けるビタミンB2はほうれんそうの2倍、カルシウムは5倍含まれています。また、食物繊維はこんにゃくの18倍も含まれていますので、腸内環境の改善にも役立ちます。

 

と、このように、モロヘイヤは夏の疲れた肌や体になんともうれしい効果が詰まった野菜です。この時期、特に食べていただきたいですね!

 

「モロヘイヤが体によいというのは知っているけど…。何に使えばよいのかわからない」という声も多く聞きます。

 

そこで今回は、同じく健康野菜と言われる長いもと組み合わせた、手軽にできる一品をご紹介いたします。本格的な秋を迎える前に、ぜひ、食事で元気を取り戻しましょう!

 

山田玲子モロヘイヤ

 

 

モロヘイヤと長いものわさび酢

 

材料

モロヘイヤ80g   長いも100g       たれ(だし汁50ml    薄口しょうゆ15ml みりん15ml 花かつお7g)

酢30ml   わさび適量

作り方

①モロヘイヤはゆでて粗みじん切り、長いもは皮をむいてせん切りにする

②たれを作る。鍋に調味料を入れて煮立たせたら、花かつおを追いかつおにしてペーパーで漉す。あら熱をとり、酢とあわせる。

③器に①を盛り、②をかけて、上にわさびを添える。

 

 

 

 

山田玲子公式HP http://www.reiko-cooking.com/

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