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腰痛防止のために見直すべき「腰にストレスをためない」動作とは?③靴下をはく、掃除機をかける

山口正貴

山口正貴

東京大学医学部附属病院リハビリテーション部 理学療法士。大学時代にぎっくり腰を患ったことをきっかけに理学療法士に。腰痛を研究し、テレビ出演、書籍執筆、講師など幅広く活躍

片脚立ちで靴下を履いたり、いつも同じ脚の組み方をしていませんか? 毎日なにげなく行っている姿勢と動作を見直すだけで、腰への負担が減るのだそう。今回も日常の姿勢と動作の見直しについてご紹介します。

 

 

サボリ動作もうまく利用する

例えば靴下をはくとき、片脚立ちではけるのが若さの証と思いがちですが、これはかなり腰に負担のかかる動作。靴下は椅子に座って、背もたれにもたれかかってはくほうが理想的。このようにラクなサボリ姿勢もうまく利用したほうが腰への負担が減ります。

ねたままストレッチ サボリ動作

 

 

 

前後左右を時々入れ替える

私たちのほとんどは、左右どちらかの手脚の使いやすいほうをより多く長く使っていて、どちらかに過剰に負担をかけています。脚を組むときも上にする脚を左右入れ替えたり、リュックも後ろで背負う、前で抱くを入れ替えたり、前後左右を時々入れ替えて。

ねたままストレッチ 入れ替え

 

 

日常生活で注意したい動作とは?

日常生活のこんな動きに注意!

 

起き上がる

腰痛の人は起床時に腹筋を使って真っすぐ起きず、横向きになって腕の力で起き上がり、四つんばいになってから立ち上がって。また、脚の力だけで立ち上がるのは避け、膝に手をつくなどして体を支えましょう。

 

洗顔

洗顔のとき腰が痛む人は、あまり長くかがむ姿勢を続けないように注意しましょう。片手を洗面台について、もう一方の手で洗顔するか、椅子に座って両肘をついて洗顔するのがおすすめです。

 

高い所の物を取る

片腕を上に伸ばして反りぎみとなる姿勢は、背骨の後ろの関節に圧力がかかります。腰痛のある人は、台を利用し、体を伸ばしきる動作を避けて。高い所から物を取ることが多い場所には台を常備するのが◎。

 

掃除

掃除機を使うときは、意識しないと背中が丸まってしまいがち。背中を無理して伸ばさず、背骨がS字カーブを描いていることを意識しましょう。拭き掃除の場合は、四つんばいで背筋を伸ばすことを意識して。

 

入浴

入浴中は、髪を洗うときに前に長くかがむ姿勢に注意。これが長いと洗髪のたびに腰に負担がかかります。洗い場では風呂用の椅子に真っすぐ腰かけ、体をかがめず上からお湯を流すスタイルで髪を洗いましょう。

 

 

 

 

次回は疲れ・痛みを感じた時の対処法をご紹介します。

 

 

 

 

撮影/藤沢由加 ヘア&メイク/木村三喜 モデル/堀本陽子 スタイリスト/程野祐子 取材・原文/和田美穂

 

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