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冷えとり名人が指南/心の冷えは「イメトレ」で脱却

田中美津さん

田中美津さん

1943年生まれ。鍼灸師。1970年代初頭、日本のウーマン・リブ運動を主導。4年半のメキシコでの生活を経て、1982年より鍼灸治療院「れらはるせ」を開設。
『自分で治す冷え症』(マガジンハウス)『いのちの女たちへ とり乱しウーマン・リブ論』(パンドラ)など著書多数

冷えて疲れて気持ちが暗くなる悪循環を

イメージトレーニングで断ち切る

 

 

35年のキャリアを持つ鍼灸師で、冷えとり名人の田中美津さんが、"明るく養生、元気に不摂生"をモットーに、体も心もラクになる"好い加減"な冷え養生法を伝授します。

 

今回は、体の冷えをイメージトレーニングで脱却する方法をご紹介します。

 

 

 

体と思いは一緒に動く。

心の冷えもイメトレで脱却!

 

冷えて疲れると気持ちが暗くなり、さらに冷えてますますブルーに。

 

「その悪循環を断ち切るにはイメトレよ。気持ちと体から力を抜くためには、小さな生きものに戻るといいわ。木や花になって、風に揺れ、暖かな光に包まれ、気持ちよさにぼーっとしつつ"生きてるっていいなあ"を全身で味わう。それは日頃の自分からしばし離れて、天地とつながるレッスン。そんな大きな力に、いつだって守られているのだから、安心して生きていこうという気持ちに。
真面目な人ほど自分を責めがちだけど、気持ちいいことを思っていると、呼吸も深くなり、快楽ホルモンもわいてきて、生きていることがただうれしい。体は心で、心は体。人はそんなふうにできているんです」

 

 

花や木になったつもりで「ああ、いい気持ち!」

いのちのイメージトレーニング

❶あぐら、椅子に座る、仰向けに寝るなど、自由な姿勢でOK。時計やメガネ、ベルト、ブラジャーやガードルなどは外して。呼吸法編②の回を参考に、口元や眉間から力 を抜いて顔をほげ〜っと緩 めます。

 

❷その緩んだぼんやり顔で、気持ちよ〜く揺れている緑の木々や野の花々、自由に空を飛ぶ鳥や海を泳ぐ魚になったつもりで、ゆっくりと好きなように体を揺らします。腹式呼吸で、少しずつ息を漏らしながらゆっくりと息を吐いて吸います。

 

❸5分ほど揺れたら揺れるのをストップ。やわらかな光や風を受けて幸せに満たされた私を感じ、気持ちのいい状態のただ中に自分がいるように感じます。眠っているのでも、起きているのでもない、日だまりの中にいる猫のような気分で、ひたすら息を漏らしては吸うを繰り返します。

 

❹10〜20分行って、終わってもしばらくはその余韻の中で、ぼ〜っといい気持ちを味わいましょう。

 

 

 

イラスト/しおたまこ 構成・原文/石丸久美子

 

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