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自分で押圧する“セルフケア”でモヤモヤ血管を減らす③腰痛

奥野祐次さん

奥野祐次さん

1981年生まれ。オクノクリニック院長。放射線科医としてカテーテル治療に従事した後、現職。病的血管をテーマに「Nature Medicine」など複数の国際医学誌に論文を執筆。近著に『長引く痛みを治したいなら「モヤモヤ血管」を押しなさい』(わかさ出版)など

モヤモヤ血管が原因の痛みは、簡単な自己療法で改善する可能性があります。痛みのある部位を探し、その痛むポイントや周辺を約15秒押すだけ。モヤモヤ血管を減らして、痛みの改善を!

 

すべての部位に共通! 基本の押し方

1.痛みを感じる部位の周辺を指の腹で押して、圧痛を感じるポイントを探します。その下にモヤモヤ血管があります。

2.痛むポイントを見つけたら、息を吸って、ゆっくり吐きながら、指の腹で約15秒押し、ゆっくり離します。

3.痛むポイントに垂直に力をかけます。指の爪が白くなるくらいの圧が目安。

4.痛むポイントの押圧は、1回約15秒。これを1日3回行います。

 

ここに注意!

自分で行う押圧法が適さない場合があります。それは骨折や明らかに関節に変形がある、炎症を起こしている急性の痛み。重症の場合は、病院の診察が優先です。また痛い場所をグリグリともみほぐすのもNG! よけい悪化する場合があります。垂直にゆっくり押して、ゆっくり離すのがコツ!

 

腰痛

腰痛で多いのは、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)、椎間板 (ついかんばん)ヘルニアなど。こう診断されても軽度~中度なら、押圧法が役に立ちます。長引く場合は椎間関節、仙腸関節、腸骨の上部、腰の筋肉の筋膜などにモヤモヤ血管ができがち。そのポイントを押していきましょう。

 

薄手のタオルを縦半分に折り、2回結んでタオル玉を作ります。
仰向けになり、このタオル玉を痛むところに当て、自分の体重を少しずつかけて、ゆっくり押圧していきます。

 

 

 

01 骨盤まわり

腰痛はおもに骨盤の上部にモヤモヤ血管ができているケースが多いようです。ここにアプローチするには、お尻側から押す必要があります。自分で腕が回る場合には、うつ伏せになり親指で。無理なら、誰かに押してもらうか、上イラストのようにタオル玉を当てる方法で!

 

 

骨盤の上部、そこから内側に真横にスライドした背骨の横、さらにそこから少し斜め外側下、仙骨の横がモヤモヤポイント。

骨盤を感じながら痛いポイントを探します。見つけたら、親指の腹などで約15秒押圧します。

 

 

イラスト/小迎裕美子  構成・原文/山村浩子 指導・監修/奥野祐次

 

 

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