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京都の伝統と斬新を表現するホテル 六根清浄の哲学に根ざしたスパも  

小野アムスデン道子

小野アムスデン道子

世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、旅の楽しみ方を中心としたフリーランス・ライターへ。

旅と食や文化、アートなどライフスタイルについての執筆や編集、翻訳多数。

日本旅行作家協会会員。

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こんにちは小野アムスデン道子です。2019年1月29日にオープンしたばかりの京都駅前のホテル「ザ・サウザンド キョウトTHE THOUSAND KYOTO」に泊まりました。なんと駅から徒歩2分なのですが、その空間に、スパに、お料理に刺激された滞在となりました。

京都駅前、京都センチュリーホテルの隣にあって、入り口のスライディングドアの静かな佇まいは京都らしい趣き。

通り庭をイメージしたというエントランスアプローチを抜けると、いきなり大階段のある空間が広がり、まずは驚かされます。

 

この大階段は、京都の寺社仏閣がイメージ。

フロント横には、輝くオーガンジーが刻々と形を変えていくロビーアートの『wind_form』があって、見飽きません。約15分間に1回、無限大∞に円が一つ多いロゴマークと同じ形を描くのだとか。

ぐるりとこの大空間を囲んでいる格子の向こうが客室。格子は等間隔に並んでいるかと思えば、少しづつ幅が変えてあって立ち位置によって変化があるように見えます。

 

“コンフォート・ミニマリズム”というシンプルと洗練を追求したデザインコンセプトのベースに京都らしさがそこかしこに感じられます。例えば、客室の御簾のようなカーテン、文机のようなデスクなど木の質感が感じられるインテリアなど。バルコニーに庭のあるお部屋も。椅子も置かれて、しばし、都心であることを忘れそう。

 

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今回とても楽しみにしていたのが、茶葉と天然水で作られたフランス発のスパブランド「テマエ」を使ったトリートメントもできる「ザ・サウザンドスパ」です。

ホットバス、岩盤浴などがあって、トリートメントを受ける人にはこちらも無料。トリートメント前に、まずはゆっくり寛げます。ホットバス、岩盤浴のみ使用時は、3,000円(宿泊者限定、税・サ別)。

テマエは、「点前」から来ており、日本の茶道におけるお迎えからの所作や設えを含む流れを意味するとのことで、スパルームにはお茶のお香がたかれ、本当にお点前を思わせる設えです。

メニューは、ボディ、フェイシャルでかなり種類があって、コンビネーションで組み合わせもできます。シグネチャーは、茶、炭、香を中心とした京都の素材や伝統、文化を取り込んでいて、それらをたっぷりと詰め込んだ150 分の「禅」をお願いしました。

まず、竹の微粒子を使ったスクラブで優しく角質除去。多孔性で吸着力のある黒炭を使ったデトックス・オイルボディはたっぷり60分。

フェイシャルは緑茶を使ったテマエのトリートメント。そして最後に緑茶、小豆、ショウガなどをブレンドした温かいハーブボールで仕上げ。このトータルな禅のケアは 30,000円(税・サ別)と高価ですが、黒炭デトックス・オイルボディ70分の単品で受けることも可能で、その場合は15,400円(税・サ別)です。

「ザ・サウンザンド キョウト」という名前どおりの千年の都である京都と美の都パリのコラボは、魅惑のケアでした。特に、黒炭を転がすようなボディケアと香しいハーブボールの心地よさは、後を引きます。

 

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レストランは、イノベーティブ・イタリアン「スカーラエ」とこだわりの日本料理「階(きざはし)」。共にテーブル席のほかにシェフや料理人が目の前で作るお料理をカウンターでいただける特別なプレゼンテーションも。

ディナーは会食だったので、前者のイタリアンをテーブル席でいただくことにしました。京都の地物からハーブや調味料など世界中から集めたものまで、厳選された食材をシェフの感性がさえる調理でまとめた素晴らしいものでした。

 

「帆立貝と2種のビーツ カリフラワーのピューレ」は、エディブルフラワーなどつかった美しい一品。どことなく、フレンチの巨匠ミシェル・ブラスの有名な一品ガルグイユを思わせるようでもあり、まさにイノベーティブな一皿。根菜のマリネの下には、帆立のソテーが隠れています

若き料理長は、イタリアンの名店「ハインツベック」でスーシェフを務め、ラテンアメリカレストランベスト50でトップにも立った「セントラル」でも研修をした経験をお持ちだと聞いて納得。素材の活かし方やちょっとスパニッシュ的なニュアンスはそんな背景からのよう。次回はカウンターでシェフと向き合って、ワインのペアリングをしながらお料理を頂きたいと思いました。

 

 

朝食の際も、まず席について出て来る最初がお出汁というのに驚かされ、どれもこれも料理長の選択と調理のこだわりを感じる品が並びます。

お米は目の前で最後に炊き上げて熱々をいただけるように工夫されており、朝食と夕食で品種を変えているそう。

 

 

そして、もう一つぜひ立ち寄りたいのが「ティー&バー」で、中でも三煎目まで味あわせてくれる日本茶は、一煎ごとに味わいも違い、さすが京都と思わされます。

 

 

京阪ホールディングス(旧・京阪電気鉄道)を中核とする京阪グループの初のフラッグシップホテルとあって、並々ならぬこだわりが感じられました。

 

 

ザ・サウザンド キョウト THE THOUSAND KYOTO

https://www.keihanhotels-resorts.co.jp/the-thousand-kyoto/

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