股関節の痛みといっても、色々あるんだな〜と勉強中のミーナです。中には股関節自体の不具合ではなく、体の使い方からくるものもあるそう。股関節はまだ痛くないミーナですが、体の使い方はちょっとダメかもと思うので、将来の痛みが不安。ちゃんと予防策を身につけなくては。
股関節の不調を抱えるOurAge読者のクリニック受診レポート。
藤村さんは、バレエやジャズダンスをしており、踊っているときに痛みがあるそう。
股関節に不具合と思いきや、診察した格子先生から驚きの言葉が！
藤村牧子さん Makiko Fujimura
1962年生まれ。主婦
「こんなに痛いのに、股関節が原因じゃないなんて驚き。
自分で治せる痛みだとわかったからには、頑張ります！」
レントゲン画像を見るまでもなく、
格子先生が告げました。
「断言します！
痛いのは股関節だけど、これは股関節が原因じゃありません。
体の使い方によるものですね。
運動している人にありがちな痛みです」
と言われて藤村さんはびっくり。
骨盤がずれているとか臼蓋のかぶりが浅いと診断されてきたのに…。
特にバレエの動きで間違った動きをしているという指摘。
自分で痛みを改善しようといろいろやりすぎて、
ストレッチも間違った方法になっていたようです。
「３年前に診てあげたかった！
でも今日は笑顔が見られてよかったです」
メンテナンス次第で痛みもコントロール！
.先生が指摘するプリエのポーズ。股関節の向きと膝の向きがずれています。外反母趾になるのもこのせい。
足首の使い方も要改善。全体に荷重バランスがくずれているそう！
外側の筋膜が張ってしまうので、外側を重点的にストレッチ。「体が柔らかいので、ストレ
ッチはもっと深くやりましょう。ただし、気をつけて正しい方向に伸ばしてくださいね」
次回、理学療法士・外崎さんが藤村さんのような人におすすめしたいエクササイズを紹介します。
中村格子さん Kakuko Nakamura
profile
1966年生まれ。整形外科医、医学博士。
Dr. KAKUKO スポーツクリニック院長。
横浜市立大学整形外科客員教授。
2014年４月、スタジオを備えた整形外科クリニックを代官山にオープン。
健康の大切さを伝え、多くの著書（『実はスゴイ！大人のラジオ体操』など）の出版や講演、メディア出演と幅広く活動。
外崎生才さん Futoshi Tonosaki
理学療法士、スポーツトレーナー。
撮影／小山志麻 矢部ひとみ
構成・原文／蓮見則子
