HAPPY PLUS
https://ourage.jp/karada_genki/68736/

美腸ケア11 腸活ブームの落とし穴!/腸にも体にもよいのは従来の日本食

 美腸ケア11

"オルトレキシア"って知っていますか?

健康にハマりすぎると毒になる?

 

腸活ブームの落とし穴! を検証

 

今や美容も健康も一大"腸活ブーム"。

でも、健康情報は、ブームの陰にトラブルあり。

今まで話題を集めた健康トレンドの問題点から、健康情報、腸活情報を上手に活用するポイントを考えてみましょう!

 

ここでは、2回に分けて腸活に関する有効な情報やトラブルについてご紹介。

今回は、海外セレブの健康情報よりも、従来の日本食のほうが腸にも体にもよいといったお話です。

 

 

 

 

 

三城 円さん Madoka Sanjo

MyAge_008_P072-01_Web用

パーソナル管理栄養士、健康と美容のための食の相談窓口

「San-CuBic(サン キュービック)」主宰として活躍中。

www.san-cubic.jp/

 

 

 

 

 

腸活ものも過剰摂取は
逆に腸内環境を悪くする

 

 

海外セレブの健康情報がたびたび話題に上りますが、栄養学的にみると、実はバランスが悪く、腸内環境にも悪影響を及ぼしてしまうものも少なくない、と三城さんは言います。

 

「スムージーやジュースなどの液体系の健康法は、過食が続いたあとに短期間行うのはいいかもしれません。ですが、毎日習慣化すると、逆に胃腸の力を低下させる可能性も。液体物はいわゆる流動食と同じ。嚙まないので消化吸収を促す唾液もあまり出ません。

 

また、炭水化物を抜いた肉中心の食事も胃腸に負担をかけます。肉は必要なタンパク質なのでとることは大事ですが、そればかりに偏ると大腸がんのリスクが高まります。健康にいいイメージのヨーグルトも、動物性脂質が意外と高いのでとりすぎると逆に腸内細菌のバランスをくずす可能性もあります」

 

海外の目新しい健康ブームに乗るよりも、従来の日本食のほうが、腸にも体にもいい、と三城さん。

 

「海外で健康食として最も注目されているのは日本食です。長寿な日本の食は外国人の憧れです。食物繊維も豊富で、よく嚙まないと食べられない工夫もされ、発酵食品も多い。魚を食べるのでいい油もとれる。あえて海外の健康食を買わずとも、身近にバランスのいい食があるのです。

 

ヘルシーな食品でもそれだけに依存すれば、単品ダイエットで問題になったりんごダイエットと変わりません。健康・美容意識の高い日本女性だからこそ、賢く食べる知性がこれからは必要なのかもしれません」

 

 

 

 

 

いくつになっても

健康トレンド好きなデミ・ムーアもジュースにハマる

ⓒWENN/amanaimages

ⓒWENN/amanaimages

 

 

 

 

ひとつにこだわらず
いろいろやる点が救われている!?  ミランダ・カー

ⓒFAMEFLYNET PICTURES/amanaimages

ⓒFAMEFLYNET PICTURES/amanaimages

 

 

 

 

オルトレキシア疑惑があるニコール・リッチー。
ジュースはほどほどに!

ⓒPacific Coast News/amanaimages

ⓒPacific Coast News/amanaimages

 

Star File-4,5,6

 

Names_

DEMI MOORE

MIRANDA KERR

NICOLE RICHIE

 

Item_

Green smoothie

Cold pressed juice

 

日本でも大人気のコールドプレスジュース。デトックスや便秘解消、ダイエットなどに効果的といわれるけれど…。低温圧搾より生野菜のままのほうが栄養価は高い。食物繊維もとれません。液体ゆえあまり唾液も使わないし、体を冷やすので冷え症の人には特におすすめできないかも。

 

 

 

 

 

流行ものは何でもトライの元祖!
コーヒー浣腸の伝道師 マドンナ

ⓒPacific Coast News/amanaimages

ⓒPacific Coast News/amanaimages

 

 

 

 

コーヒー浣腸で気持ちもすっきりのはずが、
すっかりリバウンド女王に ジャネット・ジャクソン

ⓒPacific Coast News/amanaimages

ⓒPacific Coast News/amanaimages

 

Star File-7,8

Names_

MADONNA
JANET JACKSON

Item_Coffee Cleanse

 

食品系健康法ではないが、数年前セレブ発で話題になったのがコーヒークレンズ(浣腸)。体だけでなく心もすっきりすると評判になり、マドンナ、ジャネットなどが愛好者に。でも、昨年日本では安全性の面で事件が勃発。科学的根拠もなく、逆に腸の働きを弱めてしまい、危険!

 

 

 

 

 

写真/amanaimages 取材・原文/伊藤まなび

 

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

PR
<前の記事

<前の記事
第34回/【小林暁子医師が回答】おならは我慢してもいいの?/人にいえない「おなら」の悩みQ…

次の記事>

次の記事>
第36回/美腸ケア12 もともと腸にすむ自分の乳酸菌を育てよう!①「プレバイオティクス」…

この連載の最新記事

美腸ケア14  大腸がんが予防できると話題の「タバタ式トレーニング」でがんを撃退!②

第45回/美腸ケア14 大腸がんが予防できると話題の「タバタ式トレーニング」でがんを撃退!②

美腸ケア14  大腸がんが予防できると話題の「タバタ式トレーニング」でがんを撃退!①

第44回/美腸ケア14 大腸がんが予防できると話題の「タバタ式トレーニング」でがんを撃退!①

美腸ケア13  予防と早期発見が大事な「大腸がん」にならないために、今からできること②

第43回/美腸ケア13 予防と早期発見が大事な「大腸がん」にならないために、今からできること②

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル