東京、大手町で天空望む温泉、 ここはどこかを忘れる都心の日本旅館

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世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、旅の楽しみ方を中心としたフリーランス・ライターへ。

旅と食や文化、アートなどライフスタイルについての執筆や編集、翻訳多数。

日本旅行作家協会会員。

こんにちは小野アムスデン道子です。東京、オフィスビルが林立する大手町に今年7月に誕生した「星のや東京」。「星のや軽井沢」から始まり、全国各地で日本の宿、リゾートにさまざまな新風を吹き込んで来た星野リゾートが、東京のど真ん中のビル群に開業した“塔の日本旅館”。そこには、大手町であることを忘れてしまう空間、そして天空を望む温泉がありました。

 

千代田区大手町1丁目、横には大手町ファイナンシャルシティという立地。地下2階地上17階というビルは、2階から上をスチール製の麻の葉文様が囲んでいます。エントランスの前を飾るのは、京都の職人が石で作った反物を広げたようなモザイク。

小野アムスデン道子星のや東京

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「いらっしゃいませ」という声と共に青森ヒバの扉が開くと、白檀をベースにした和の香りがふんわりと漂います。廊下の左の壁面にずらりと並ぶ、栗の木と竹でできた碁盤目はなんと下駄箱。そう、ここは日本旅館なのですから、玄関で靴を脱ぐわけです。ちょっとプライベートにお宅を訪問しているような感じがします。そこから、廊下には畳みが敷かれ、奥には金屏風の前に華やかな季節の室礼。そして、エレベーターの床も畳。これにはかなり驚かされます。

小野アムスデン道子星のや東京

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一つの階に6室のみ、それが14層重なって全84室で、地下がダイニング。朱色のカウンターのある2階の広々したラウンジでは、週に2度程、雅楽の演奏があるそう。これとは別に各階には、24時間利用できるお茶の間ラウンジが設けられており、お茶菓子やお茶、コ―ヒーなどのソフトドリンクに日本酒や焼酎など、スタッフがサービスをしてくれます。お酒がすすむと、宿泊ゲスト同士の団らんの場となることもあるそう。

小野アムスデン道子星のや東京

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お部屋のタイプは2名定員の部屋“桜”(角部屋の“百合”)と3名タイプの部屋“菊”。シンプルな造りの部屋に、栗の木や竹を使った内装が凛とした感じを醸し出しています。2名定員の部屋は、モダンな半畳畳に青森ヒバの座椅子が置かれた和室と寝台にベッドの置かれた寝室からなり41〜49㎡。3名定員の部屋は、83㎡とゆったりとした角部屋で、同じく畳の上にデイベッドのようなソファ、ダイニングテーブル、デスクまであり、寝台には最大シングルベッドを3枚まで並べられます。障子を閉めると、天井の間接照明に行灯ライトがほのかに灯り、大都会の大手町にあるとは思えない落ち着いた和の空間。ロールスクリーンや調光で外の風景や光の加減が調節できます。

小野アムスデン道子星のや東京

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部屋に置かれた家具やティッシュケースなどの小物にいたるまで、モダンな中に職人気質あふれる調度品の数々はヒノキ工芸によるもの。ユニークなのは部屋に置かれた現代キモノ作家、斉藤上太郎さんデザインの“お散歩着物”。肌襦袢代わりにTシャツ、柔らかで着やすいシックな色合いのジャージ素材のキモノ、帯も先がヒモになって簡単に結べます。

小野アムスデン道子星のや東京

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気になる、大手町の“温泉”は次ページに。

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第37回
東京、大手町で天空望む温泉、 ここはどこかを忘れる都心の日本旅館

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