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注目!ラテンフード最前線。伝統+ヘルシー+見た目の美しさ

小野アムスデン道子

小野アムスデン道子

世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、旅の楽しみ方を中心としたフリーランス・ライターへ。

旅と食や文化、アートなどライフスタイルについての執筆や編集、翻訳多数。

日本旅行作家協会会員。

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こんにちは小野アムスデン道子です。毎年、世界的な美食レストランをジャーナリスト、批評家、シェフ、レストランオーナーなど食の専門家が評議員になって選び出し、英「レストラン」誌が発表する世界ベストレストラン50 「The World’s 50 Best Restaurants」(以下、省略して世界ベスト50)。そのラテンアメリカ部門ベスト50 「Latin America’s 50 Best Restaurant」の2016 年の表彰式が、9月26日にメキシコシティで開催されました。

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独立した「ラテンアメリカのベスト50」がスタートしたのは2013年から。「世界ベスト50」の中でも存在感を見せていたラテンアメリカ勢。例えば、今回の「ラテンアメリカのベスト50」で第1位だったペルーの「セントラル Central」は、世界第4位!そして20位以内に、ペルーから2店、ブラジルから1店、メキシコから1店と合計4店もランクインするという水準の高さなのです。

小野アムスデン道子

 

 

今年の「ラテンアメリカのベスト50」内のランクでは、エンリケ・オルヴェラがシェフをつとめる「プジョル Pujol」が5位で、ベストメキシコレストラン。ここは、カカオにトマト、タマネギなどの野菜、唐辛子そしてさまざまなスパイスを加えて煮込んで作る「モーレ」と呼ばれるメキシコのソースが絶品。ヒマワリの種とブロッコリーを使った緑のモーレソースやチョコレートの甘みのあるモーレとスパイシーなチリの赤いモーレのダブル・モーレに、お皿を舐めてしまいたいほどでした。

小野アムスデン道子

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Pujol 
http://www.pujol.com.mx

 

 

 

次のページでは、メキシコ最旬レストランの驚きの料理を紹介します。

 


表彰式の後、「ラテンアメリカのベスト50」で6位、世界ランクでは12位と、メキシコから唯一20位圏内に入った「キントニール Quintonil」を訪れる機会に恵まれました。それは、セビーチェ(魚介などのマリネ)やトルティーヤなど伝統的なメキシコの料理ではあるのですが「そう来たか!」と驚かされるお料理の連続、ヘルシーな仕上がり、まるでアート作品かと思えるような美しさと、まさにメキシコ最旬のレストラン。

小野アムスデン道子

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例えば、この“カクタス・セビーチェ”は、オクラのような粘りもあるサボテンに歯触りのよいビーツ、そして海藻が磯の香りを添える一品。そしてオレンジとビーツのジュースにチリパウダーの入ったスパイシーなドリンクがカクテルグラスで出て、口の中でハーモニーを奏でます。別々に出て来て、それぞれの味と合わせた味を共に楽しめるという趣向。

小野アムスデン道子

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見た目の美しさに歓声が上がったのが、次の一品。左のスクワッシュ(ウリ科の植物)の花の中には、ソチミルコというメキシコシティ近郊で採れた甘エビが隠れていて、ちょっとエロティック。花びらのシャッキとした食感にまったりした甘エビが絡み、クリーミーなソースにはスパイシーさを感じます。シェフのホルヘ・バジェホのクリエイティブな才能には、驚かされました。こんな素晴らしい料理がデザートを入れて9品のテイスティング・コースで1380メキシコペソですから8,000円ほど。

小野アムスデン道子

 

 

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Quintonil

http://www.quintonil.com

 

 

キントニールとプジョルではスタイルが違いますが、そもそもメキシコ料理というのは存在せず、メキシコシティ、ユカタン、オアハカ、タバスコなど異なる地方料理の集合だそう。そして、辛さというよりスパイシーさに野菜や穀物類の味が何層にも重なって、一言で言い難い深みのあるおいしさです。ユネスコの文化遺産になっているほどなのに、タコスなど一部のメキシコ料理しか日本であまり知られていないのが残念。メキシコ料理、ラテンアメリカ料理、奥深いです。

 

 

 

取材協力/メキシコ観光局 http://www.visitmexico.com/ja/

 

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