HAPPY PLUS
https://ourage.jp/karada_genki/doctor/208769/

女医に質問「自身が受けるがんの検査は何?」/素敵女医の「がんとの向き合い方」⑤

素敵女医の皆さんは、がんという病気をどうとらえているのでしょう? そして自身はどのような検査を受けているのでしょう? 民間療法に対する考え方なども含め、いざというときに備えて日頃から考えていることを聞いてみました。

 

何の検査を受けている?

 

 

お話を聞いたのは…

渡邊千春さん
Chiharu Watanabe
52歳 皮膚科・美容皮膚科 千春皮フ科クリニック

 

5大検診+αで全身をくまなくチェック

 

年1回、人間ドックに行っています。がんについては5大検診が基本ですが、ほかの病気にも備え、一般的な健診に加えて脳・脳血管(頭部MRI・MRA)、甲状腺、動脈硬化、循環器、呼吸器、消化器、乳腺(マンモグラフィ、超音波)、婦人科(内診、子宮頸部細胞診・骨盤MRI)の検査を。

 

また、自分ががんを発症した場合に備えて、以下のことをしています。①普段からかかりつけ医を持ち、その医師の意見をまず聞く。②地域拠点病院を絞り込み、専門医の数や症例数、治療実績などを調べる。③実際に一度診察を受け、信頼に値する医師かどうかを確認。医師と合わない場合は、思いきって病院を変更します。(渡邊先生)

 

 

お話を聞いたのは…

慶田朋子さん
Tomoko Keida
45歳 美容皮膚科 銀座ケイスキンクリニック

 

がんに対する考え方を改める時期なのでは

 

2年に一度、上部・下部内視鏡、脳・胸腹部CT、血液・尿、心電図の検査を受け、年に一度は乳房超音波検査、子宮頸がん検診を受けています。検診は必須ですが、長寿時代になり、半数の人はがんで亡くなるのですから、がんに対する考え方は改める時期にきているのでは。心筋梗塞や脳血管障害、交通事故などの突然死とは違い、がんは、場合によっては身のまわりの整理ができ、家族ともお別れの準備ができるという点で、死に方としてはいい病気とも言えると私は考えています。

 

医師を決める際は、現状を正確に説明し、最適な治療法を提案してくれ、セカンドオピニオンを嫌がらない人にしたいと考えています。(慶田先生)

 

 

イラスト/ミック・イタヤ 取材・原文/上田恵子

 

 

MyAge2019秋冬号 購入アイコン

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

PR
<前の記事

<前の記事
第4回/女医はがんをどう考えている?/素敵女医の「がんとの向き合い方」④

次の記事>

次の記事>
第6回/夫を肺がんで亡くした女医が語る「民間療法」とは/素敵女医の「がんとの向き合い方」…

この連載の最新記事

【チェックリスト付き】近頃気になる口腔がん、どういうもの?/素敵女医の「がんとの向き合い方」⑬

第13回/【チェックリスト付き】近頃気になる口腔がん、どういうもの?/素敵女医の「がんとの向き合い方」⑬

がんは入院より自宅療養が長い時代。安心して治療に専念できる「がん保険」を/素敵女医の「がんとの向き合い方」⑫

第12回/がんは入院より自宅療養が長い時代。安心して治療に専念できる「がん保険」を/素敵女医の「がんとの向き合い方」⑫

「がん保険」で300万円はカバーできる仕組みを作っておきたい/素敵女医の「がんとの向き合い方」⑪

第11回/「がん保険」で300万円はカバーできる仕組みを作っておきたい/素敵女医の「がんとの向き合い方」⑪

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル