OurAge

全力応援! 40〜50代の美とからだ

OurAge

全力応援! 40〜50代の美とからだ

https://ourage.jp/column/karada_genki/health-forefront/196466/

マンモでは、がんを発見しづらい乳房の人がいる?/女性のがん検診2

増田美加さん

増田美加さん

1962年生まれ。医療ジャーナリスト。30年にわたり女性の医療、ヘルスケアを取材。自身が乳がんに罹患してからは、がん啓発活動を積極的に行う。著書に『医者に手抜きされて死なないための患者力』(講談社)ほか多数。NPO法人 日本医学ジャーナリスト協会会員

医療ジャーナリスト 増田美加さんの 更年期女性の医療知識 アップデート講座

 

「女性のがん検診」
あなたの知らない真実

 

更年期は、がんリスクに備えたい世代です。でも、がん検診は受ければいいってものではないことを知っていますか?  正しい検診を選んで受けないと不利益につながることも。がん検診の「真実」を、医療ジャーナリスト増田美加さんがわかりやすくお伝えします。

 

子宮がん検診では 頸(けい)がんと体がんを両方調べる

× 子宮がん検診=子宮頸がん検診。子宮体がんには検診はありません。

 

現在、子宮がん検診といわれているものは、すべて“子宮頸がん”の検診です。子宮体がんには、今、指針として定められている検診はないのです。一部の自治体では、子宮体部の細胞診による検診を行なっているところもあります。しかし、子宮体部の細胞診は痛みも伴うことから、自覚症状のある人に行うことが指針となっています。子宮体がんは、早期に不正出血が自覚症状として現れます。気になる症状がある場合は、婦人科を受診しましょう。もし人間ドックなどで体がん検診を受けるときは、検診のメリットとデメリットを理解し、納得したうえで。子宮頸がん検診として推奨されているのは、20歳から2年に1回の子宮頸部「細胞診」だけ。小さな専用ブラシで子宮頸部をこすって細胞を採り、異常な細胞の有無を顕微鏡で調べる検査です。

 

 

マンモでは、がんが見つかりにくい乳房の人がいる

〇 日本女性に多い「高濃度乳房」はマンモでがんの有無が見えなくても「異常なし」と結果が出ます。

 

乳がん検診で論議を巻き起こしている問題が「高濃度乳房(デンスブレスト)」。乳腺濃度が高く、マンモでしこりが見えにくい乳房を指します。乳腺濃度とは乳腺が乳房内にどれだけ存在するかの割合です。この高濃度乳房は日本人を含むアジア人に多いタイプの乳房です。高濃度乳房の問題点は大きくふたつ。ひとつは、マンモでは乳腺もがんも“白く”写るため、乳がんが見つけにくいこと。もうひとつは、脂肪性の乳房に比べ、乳がんの発症リスクがやや高いことです。にもかかわらず現状では、高濃度乳房でがんの有無が見えなくても「異常なし」という結果になってしまいます。高濃度乳房かどうかを知るには、マンモ検診後、「私は高濃度乳房ですか?」と聞いてください。もし高濃度乳房なら自己負担で超音波を加える選択肢もあります。

 

 

乳がん検診で医師は、マンモの画像を4分類に分けて判定。日本女性の4~7割が高濃度といわれています。高濃度乳房(右のふたつの画像)は乳腺濃度が高いため、乳がんがあっても見えにくい。一方、欧米人に多い脂肪性乳房は、乳腺が少なくがんが見つけやすい。

 

写真提供/NPO法人乳がん画像診断ネットワーク

 

 

イラスト/堀川理万子

 

 

MyAge2019秋冬号 購入アイコン

今すぐチェック!

髪といえば…ヨーロッパでは常識!「ミレット」って何?

髪といえば…ヨーロッパでは常識!「ミレット」って何?

PR
ドモホルンリンクルに踏み切れない、みんなのもやもやポイントって?

ドモホルンリンクルに踏み切れない、みんなのもやもやポイントって?

PR
<前の記事

<前の記事
第9回/乳がん検診は40歳未満が受けると不利益が大きい?/女性のがん検診1…

次の記事>

次の記事>
第11回/がん検診にはデメリットがある?/女性のがん検診3…

この連載の最新記事

【乳がん・子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん】原因と検診法/女性のがん検診4

第12回/【乳がん・子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん】原因と検診法/女性のがん検診4

がん検診にはデメリットがある?/女性のがん検診3

第11回/がん検診にはデメリットがある?/女性のがん検診3

マンモでは、がんを発見しづらい乳房の人がいる?/女性のがん検診2

第10回/マンモでは、がんを発見しづらい乳房の人がいる?/女性のがん検診2

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル