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無謀? 「ツール・ド・フランス」(の一角)に参加した、筋金入り運動音痴(私)の体験記

松浦まみ

松浦まみ

サイクリスト/食の思想家/環境活動家

宮澤崇史(元・オリンピック代表選手、プロ・ロードレーサー)マネージャー/Team Bravo協働仕事人

大学卒業後に渡仏、映像制作の世界へ。その後リゾートホテルの広報、サイクリングプログラム企画、食の教室と、「好きなことしか仕事にしない」とのモットーを貫いたキャリアを経て、現在は元・プロ・ロードーレーサー・宮澤崇史のマネージャー兼・協働仕事人として自転車関連のイベント企画に携わる。

instagram: https://www.instagram.com/mamimatsuura

私が「ツール・ド・フランスという伝説の一部」になった日

 

こんにちは。自転車に恋して人生が激変した女、松浦まみです。

連載初回で私の自転車との出会いを紹介した後、マネジメントを務める元オリンピック代表選手宮澤崇史と、彼をモデルにしたドラマ『絆のペダル』についてしばらくご紹介してきましたが、ここで元の流れに立ち戻って、「きれいも健康も運命も、連れてきてくれた」私の自転車ライフについて、あらためて書いていきたいと思います。

私の自転車ライフ、その最新のハイライトは、7月に行われた「ツール・ド・フランス」です!

と言っても、皆さんはどれくらい「ツール・ド・フランス」をご存知ですか?


自転車界ではあまりにも有名なこのレース。フランス各地の美しい自然や観光名所を辿る約3,500kmの長距離を、3週間走り続けて一番を競う、世界最高峰の自転車ロードレースです。

このツール・ド・フランスに、実は私も宮澤と一緒に参戦してきました
……と言いたいところですが、私たちが参加したのはツール・ド・フランスと全く同じコースの一部を一日だけ走るアマチュア向けの「エタップ・デュ・ツール」というレースです。

「貴方がツール・ド・フランスという伝説の一部になる!」

というキャッチフレーズを掲げる世界中のサイクリストが憧れるイベントでスター選手やF1ドライバーのアラン・プロストなどスポーツ界のセレブリティも参加。15,000名の参加枠が発売と同時に売り切れてしまうほど、実は大変人気の高いアマチュアレースなのです。

実は昨年、私は突然何を血迷った、無謀にもこのライドイベントへの参加を宣言

元オリンピック代表選手・宮澤崇史をアシストにして走るという特権を乱用して、奇跡的に完走を果たすことができました。

昨年、エタップを走る私。数日後にプロ選手達がここを駆け抜けるシーンをテレビで観た時は胸熱

 

ちょっと前までママチャリさえ乗れず、運動についぞ縁のない人生を送ってきたが、世界中が注目するツール・ド・フランスの一部に参加している……。よく考えたら身震いするようなコトです。
ちなみに去年は走行距離170km、獲得標高(要説明)4000というコースプロフィール

ほとんどの方はピンとこないでしょうけれど、知っている人なら一様に驚愕するレベルです。

それを「完走」した?  話盛ってるでしょ?  てか、本当はもともと体力あるんでしょ?
とよく言われますが……。

自転車を始めた当初は、電動アシスト付き自転車のサイクリングイベントで脱落したという、少々度が過ぎるレベルのひ弱ぶりでした。

しかしロードバイクという自転車は、お買い物でその辺をゆっくり走るだけでも気持ちが良く、あまりの気持ちの良さにわざわざ大回りして帰ったりと、いつまでも乗っていたい気にさせる麻薬のような快感を与えてくれるのです。

皆さんも乗ってみるとわかりますが、ママチャリからは想像がつかない軽さと快適さと人馬一体感です。

頑張って走ってるつもりは皆無なのに、いつしかスピードの快感を求めて一生懸命ペダルを漕いでしまう。

そして何年か後には、世界最高峰のレースのコースを元オリンピック選手と一緒に走っている私がいるのです。

人生、どんなサプライズが待っているのか、本当にわからないものです。

絵画のようなフレンチアルプスの景色に身を置く、夢のような光景

 

新たなる野望、それは「チーム」でゴールを目指すこと

昨年は、私という体力的にダメダメな人間でも完走できることを実証できたので、今年のエタップ参加はロードレースの醍醐味を少し加えるべく、参加者を募り、チームを組んでゴールを目指すという企画を考えました。

過酷なレースの後に苦楽を共にした同じチームの選手達が抱き合って涙を流しているシーンを見るだけで毎回一緒に泣いてしまう私としては、自分でもあれをやってみたい!というのが実は真の目的だったかも……。

超ミーハーな野望ですが、あれはやはり過酷なレースだからこそ美しいのであってそう簡単に手に入るものではありません

だからこそ、なのです。

それなりに長く生きていると、大抵の欲しいものはもう手に入れてる

手に入れてなくても、お金で手に入るものには殆ど興味が湧かない

私の欲しいのは、手に入らないものを手に入れることのエモーション。

すなわち、魂を揺さぶられるような一瞬なのです。

 

そんな私のミーハー心をくすぐる今回の挑戦は、二名の自転車紳士が加わった四名での旅で始まりました。

今回チームメイトとなった自転車紳士達は、募集の開始直後に沢山の問い合わせを頂いた中で、詳細も訊ねず真っ先に「ぜひ参加させてください」と表明されたお二人

説明も要らないほど、想いが伝わった

言葉を超えて気持ちが伝わる、これぞご縁でしょう

自転車と人生についての深い想いが綴られた自己紹介文が添えられ、私達もこの方達となら楽しいチームが組めそうだ、と直感で決め、そしてその直感は間違っていませんでした。

 

それから半年間トレーニングに励み、迎えた7月。

我々チームは、エタップ参加に向けて、合宿地であるフレンチアルプスへと出発しました。

どんなところかといえば、

こんなところです。

ツール・ド・フランス、エタップに向けての現地合宿@アルプスの草原にて

美しい山並み、草原、澄んだ空気、アルプス合宿の想定外の気持ちの良さについては、また次回詳しくお知らせしましょう!

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