OurAge

全力応援! 40〜50代の美とからだ

OurAge

全力応援! 40〜50代の美とからだ

https://ourage.jp/column/karada_genki/more/185143/

疲れないメガネを作るために重要な“屈折値”とは?

梶田雅義

梶田雅義

梶田眼科院長。医学博士。日本眼科学会専門医。遠近両用レンズを使った目の調節機能(ピント合わせ)の補助を軸とした治療を行う。老眼研究のエキスパート。
www.kajitaganka.jp

メガネを新しく作るときは、遠くがよく見えることを第一に考える人が多いでしょう。でもいちばん大事なのは、疲れにくく、快適に見えること。

視力検査の結果にとらわれず、〝屈折値”を重視するメガネの矯正について、梶田眼科院長の梶田先生に聞きました。

 

更年期の不調? と思っていたら
過矯正のメガネが悪さをしている

ケースも

目の健康寿命 診察

「婦人科で治療を受けても更年期の不快症状が改善しないという場合、"合わないメガネ"が影響している可能性があります。目の不調が自律神経を乱してしまうケースがあるからです」(梶田先生)。特に、パソコンワークなど、手元の作業をすることが多い人は、見えすぎる〝過矯正″のメガネが不調を招いている可能性が。「午前中は遠くがよく見えるメガネなのに、夕方になると目を細めないとよく見えない」というときは、遠近両用メガネに替えるほうがいいでしょう。

 

梶田先生によれば「新しいメガネを作るときには、午前中から午後早めに眼科を受診するのがおすすめ」とのこと。なぜなら、仕事帰りの疲れた目に合わせてメガネを作ると、度の強い"過矯正"になりやすいからです。40~50代以降は白内障、緑内障、加齢黄斑変性など、目の病気を発症しやすい時期でもあります。見え方に異変を感じたときは、目の健康チェックも兼ねて、早めに眼科を受診しましょう。

 

メガネやコンタクトレンズ

を替えると世界が変わる!

目の健康寿命 メガネ

「私は、メガネを処方するときには"過矯正"にならないように、屈折検査を行って"屈折値"を重視しています」と梶田先生。

 

屈折検査とは、屈折の度合いを赤外光で測る検査。物をはっきりと見るためには、角膜から入った光が水晶体で屈折され、網膜の上でピントが合っていなければいけません。でも、近視の人は網膜の手前で、遠視の人は網膜の後方でピントが合い、物がぼやけて見えるのです。この検査では、レフラクトメーター(のぞき込むと気球の絵が見える機器)で赤外光を鏡で反射させて網膜に当て、網膜に当たって反射した光を集め、その人の目が持つ屈折度数=屈折値を計算します。その数値をもとに、視力矯正に必要な度数を計算して、メガネやコンタクトが処方されるのです。

 

「自分の目に合うメガネやコンタクトレンズをつけると、新聞や本の文字がくっきりと、楽に見えるようになります。そして、長時間装着しても、目が疲れません。きっと人生観が変わりますよ」

 

 

次回は「正しいピント合わせで、頭痛、肩コリ解消。認知力低下の防止も!」をご紹介します。

 

 

イラスト/かくたりかこ 取材・原文/大石久恵

MyAge2019夏号 購入アイコン

<前の記事

<前の記事
第3回/近視の人の遠近両用メガネの替えどきは44.5歳!?…

次の記事>

次の記事>
第5回/「見えにくい」状態を放置すると認知力が低下する!?…

この連載の最新記事

10年後も”今の目年齢”を保つためにできることは?抗酸化作用が高いルテインなど

第11回/10年後も”今の目年齢”を保つためにできることは?抗酸化作用が高いルテインなど

目の健康寿命を延ばすには「酸化ストレス」と「慢性炎症」対策を!

第10回/目の健康寿命を延ばすには「酸化ストレス」と「慢性炎症」対策を!

家具に足をぶつけるのを防ぐ体のコントロール力を高める運動とは/ビジョントレーニング③

第9回/家具に足をぶつけるのを防ぐ体のコントロール力を高める運動とは/ビジョントレーニング③

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

OurAgeスペシャル