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今は「マスク頭痛」や「天気痛」も。「たかが頭痛」とあなどらず、きちんと対策を!

「新しい生活様式」を明るく前向きに送るための、読んでトクする連載。今回は、悩まされる人が多い、頭痛についてです!

日本では、成人の実に約4割もの人が、頭痛に悩んでいると言われています。でも、頭が痛い時は「たかが頭痛」「そのうち治る」と思って特に対策もせずやり過ごしていませんか?

 

特に今は、コロナ禍ならではの「マスク頭痛」や気象状況に左右される「天気痛」なども注目されています。今回は、一般的な頭痛からマスク頭痛、天気痛まで、対策を教えてもらいました。

 

頭痛専門医で「らいむらクリニック」院長の來村昌紀先生によると、「頭痛は人の活動を制限してしまうもの。頭痛がひどいと仕事のパフォーマンスが落ちたり、休まざるを得ないこともありますよね。また、辛くて顔をしかめていると不機嫌な印象を与えたり、痛さのあまり約束をキャンセルするとドタキャンするいい加減な人と思われてしまう可能性も」。頭痛で人生を制限したり周囲との関係を悪化させないためにも、頭痛に向き合い、症状だけでなく頭痛に伴う悩みを医師に相談することが大切なんだそう。

 

◆頭痛の種類によって原因も対処法も違う!

 

頭痛には大きく分けて「片頭痛」「緊張型頭痛」「三叉神経・自律神経性頭痛」の3つがあります。簡単にまとめたものは下記の表になりますが、それぞれの頭痛はどのようなものなのか見ていきましょう。

 

 

●片頭痛とは?

光や音、臭い、天候の変化、ホルモンバランス、睡眠リズム、ストレスなど様々な刺激で脳が疲れて興奮することによって起きます。対処法は、頭痛が起きたら暗くて静かな部屋で安静にすることです。

 

●緊張型頭痛とは?

長時間同じ姿勢で作業したり運動不足などから肩や首の血流が悪くなり、痛みの原因となる老廃物質、発痛物質が発生し痛みが起こります。対処法は、適度な運動やストレッチ、ゆっくり入浴する、姿勢に気を付けるなどで血流をよくすることが大切です。

 

●三叉神経・自律神経性頭痛とは?

帯状疱疹やヘルペスウイルスの感染や脳の血管が神経を圧迫するなど、三叉神経や自律神経が刺激されることによって起こる頭痛で、原因は様々。対処法は原因によりますが、抗ウイルス薬の内服や、圧迫血管を神経に接触させないよう移動させる手術が必要なことも。抗けいれん薬の内服が効果的な場合もあります。

 

どの頭痛にも当てはまる普段の予防法としては、

「規則正しい生活」

「バランスの取れた食事」

「睡眠リズムを整える」

「適度な運動」

「ストレスをためない」

があります。

 

頭痛が頻繁に起こる人は、「頭痛が起こった時に何をしていたか」「どうしたら改善したか」「その時の天候」「睡眠時間」など、頭痛にまつわることをメモした頭痛ダイアリーをつけ、自分の頭痛の傾向を知って生活習慣を整えることも大切です。

 

これらをしていても辛い場合には医師に相談し、それぞれに応じた内服薬による治療を考えてもいいかもしれません。

◆漢方で頭痛が改善することも!

 

また頭痛は漢方薬を服用することで改善する場合もあります。症状に合わせて、例えば下記のような漢方薬がおすすめです。

 

●手足が冷えて肩がこる人の頭痛や、頭痛に伴う吐き気など⇒呉茱萸湯(ごしゅゆとう)

●体力中等度以上の人で、風邪の初期(汗をかいていない場合)や頭痛など⇒「葛根湯(かっこんとう)

●天気の影響を受けめまいやむくみを伴う頭痛など⇒「五苓散(ごれいさん)

●めまい、肩こりなどがある人の慢性的な頭痛や神経症など⇒「釣藤散(ちょうとうさん)

 

どの漢方薬も、食前または食間に水やぬるま湯で服用しましょう。ただし、人によっては医師の判断でその他の服用方法をすすめられる場合もあるので、医師の指示に従って。

 

◆気圧の変化やマスク着用も頭痛の原因に⁉

 

さらに、3種類の頭痛のいずれにも影響を及ぼしていると考えられる、「天気痛」「マスク頭痛」もあります。

 

「天気痛」は、季節の変わり目や、梅雨、台風シーズンなどの気象の変化で引き起こされる体調不良。温度や湿度、気圧が大きく変化すると耳の奥にある「内耳」と呼ばれる気圧センサーが作動し、自律神経が乱れることで起こります

 

対処法としては、天気予報や気圧予報アプリを活用し、薬を準備しておいたり、早寝早起きで体調を整えたりしましょう。乗り物酔いしやすいなど三半規管が弱い人は、耳のマッサージをして三半規管周辺の耳の血行を良くするのもおすすめです。

 

「マスク頭痛」は、コロナ禍で日常的にマスクをすることで、マスクのゴムが耳裏の神経を圧迫し、血流が悪くなると神経性の頭痛を引き起こします。また、マスクをしないといけないというストレスや圧迫感、物理的な息苦しさを感じることで、緊張型頭痛を発症することも。それぞれの原因により対処法も変わるので、医師に相談してみましょう。

 

頭痛がしても「いつものことだから」と軽く考えてそのままにしていましたが、それは本当によくないな、と実感。生活の質を下げないためにも、頭痛の原因を知ってしっかり対策をしていきましょう!

 

來村昌紀先生

らいむらクリニック院長。脳神経外科の中でも頭痛治療が専門。頭痛学会の定めるガイドライン通りの治療でもうまくいかない患者さんもいることに気づき、漢方治療も取り入れる。一人一人に応じた最適な診療を目指している。

 

◆取材先/らいむらクリニック院長 來村昌紀先生

 

取材・文/倉澤真由美

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